大学時代その２ 厳しい現実に直面

勉強が目的ではなく、彼女作りに邁進する目的で入った大学。
そのために、英会話サークル、テニスサークル、オールラウンドサークルに入った大輔であったが…。

（あぁ…。現実は厳しい…。ほんとに厳しい…。大学に入ればすんなりと彼女ができ
て、楽しい学生生活、就職前の楽しい４年間が過ごせると思っていたのに…。現実は全然違う…。そもそも女子の割合が少ない…。特に俺の学部は９割が男。つまり彼女を作ろうと思ったら何かサークルに入る以外にない…。あるいはバイト先か…。しかも、サークルでも男の方が多い…。サークルでも男は女と会話を合わせるために必死になって努力している…。あぁ…、ほんと涙ぐましい努力…。よくやるよ…。そこまで自分を殺して努力できる君たちをある意味尊敬するよ…。でも俺はそこまでの会話ができない…。むしろ会話なんて興味ない…。なんて詰まらない会話してんだよ…。よくそこまで女に迎合できるよな…。高校時代までは、彼女獲得競争のライバルは同じクラスの男だけだった…。でも今は違う。同学年全員だ。それだけじゃない。先輩が後輩の女子と付き合っているという話も耳にしたぞ…。社会人と付き合っている女もいるそうだ…。高校時代よりもはるかにライバルは多い…。）