書評その147 自分を愛する技術 加藤秀視著
いわゆる自己啓発本でした。自己啓発的な内容が小説形式で書かれてあり、すらすら読めました。ちょっぴり感動しました。
ノウハウを学ぶことよりも、行動することよりも大事なのが「自分を愛すること」「自己愛」だという話には大変共鳴しました。
主人公が両親からの愛情に満たされて育つという恵まれた立場だったのですが、次は両親から虐待されたりして愛情を十分に受けられなかった場合について書いて欲しいなと思いました。
自分を愛することは今までも取り組んできましたが、間違っていなかったなと思いました。この本で学んだことを参考にさらに自分を愛することを続けていこうと思います。
自分を愛する技術
・自分のいいところを見て褒める
・いろいろな情報やチャンスを自分に与える
・信頼して自分にいろいろな仕事を任せてみる
・失敗しても「大丈夫だよ」と自分を励ます
・時には愛をもって叱る
・悪いところを見て責めない
・ガミガミ怒らない
・ルーチンワークばかりやらせない
・愛するというのは方法論ではない
・自分と向き合う
・自分のすべてを受け入れる
・長所やできる自分だけでなく、弱い自分もできない自分もダメな自分も全部ひっくるめて、「自分は唯一無二の価値ある存在だ」と知る
・純粋な自己愛には何の制限も条件もない。親が何もできない赤ちゃんに注ぐような無条件の愛。
・落ち込んでいるとき、自分を責めているとき、苦しんでいるとき、そういう時ほど励ましの言葉を掛ける
・苦しいときや辛いときほど、自分を責めたり否定するのではなく、自分を受け入れてやる
・ゆっくり心身を休める
・誰か信頼できる人に話を聞いてもらう
・最大のポイントはキミが愛する人に接するように自分自身にも接する
・体を労わる
・健康的な食事をとる
・いつも励ましてやる
・ネガティブな場には身を置かない
・ご褒美をあげる
・いつも清潔にしておく
・自分と時間をかけて向き合っていく
・時間をかけて自分に愛を注いでいく
・両親との関係が自己愛の確立に大きく関わってくる
・死んだ親の墓参りをする
・両親との関係だけが自己愛のすべてではないが、両親との関係は非常に大きな要素。
・自分のルーツである両親を受け入れることが自分を愛することに繋がっていく。
・ただし、親との関係がすべてというわけではない。中には幼少期の経験からなかなか両親を受け入れられない人もいる。そういう人は自己愛を確立できないのか?と言われれば、決してそんなことはない。人は、愛する存在を見つけることで自分を愛することができる。大切な人を愛しているとき、「この人のために」と思って頑張っているとき、人は自分のことも愛している。誰かを愛している自分を愛している。他人を愛している瞬間は、必ず自分も愛している。
・両親を受け入れることができなくとも、仲間やパートナー、夫、妻、子ども、社員、そういった近くの大切な人を愛することで自己愛を確立していく人もいる。
・両親を受け入れられないからといって、自分を責めたり悩んだりする必要は一切ない。こればかりはタイミングも大きく左右してくる。自分の中から生まれてくるタイミングを信じることが重要。
・好きな人と一緒にいる。
・好きなことを探す。
・好きな格好をする。
・本音で生きる。自分の気持ちに素直になる。
・体をしっかりと休める。ゆっくりと入浴をする。
・嫌いな人と一緒にいるのを止める。
・やりたくないことはやらない。
・誰かに本音を打ち明ける。
・疲れやストレスを溜め込まない。
・できない自分はダメな人間だと裁かない。
・食べ物に気を付ける。(有害なものはなるべく食べないで自然に近い物を食べる)
・自然やパワースポットに触れる
・自己愛を確立した人と一緒に過ごす。
・自分の心に正直に生きる。
・瞑想を活用する。
・愛する存在を持つ。