雇われないで生きる道

やりたくないことをやらないで生きる方法を探求しています。

書評その130 発達障害サバイバルガイド 借金玉著

この本かなり売れているようで、前から気になっていたのですがやっと読んでみました。

1ページ目に「もしあなたが発達障害の二次障害でうつの底にいるなら、最初に310ページを読んでください」と書いてありました。早速310ページから読みました。

すると、うつの底にいる場合はこの本に書いてあることはやらないでいいし、この本を読む事すらしなくていいので、何もしないで休養していて下さい、あるいは横たわって眠ってくださいと書いてありました。

僕は今うつ気味なので読むのを止めようかと思いましたが、甘いお菓子を食べて気を紛らわせながら何とか最後まで頑張って読み通しました。

 

この本の内容は、発達障害者が生活して行く上で役立つコツ、生活の知恵みたいなものが50個ほど書かれてありました。

確かにこれをやると生活が楽になるな、生きやすくなるなと思えるアイデアがたくさん書いてありました。

一番最初に書いてあり、一番印象に残っているのが「食洗機を買う」というものでした。

今僕は家事の中で食器洗いを担当しているのですが、好きでやっているわけではなく、少しでもパートナーの家事負担を減らせたらと思ってやっています。

朝20分、昼30分、夜40分、合計約90分、一日1.5時間程度のわずかな時間ではあります。

しかし、これも1年間となると凄い時間になると思いました。

1.5時間×365日=547時間

自分の時給を仮に1000円としても、54万7000円以下の食洗機があれば元は取れるし、毎日1.5時間の可処分時間を生み出し、家事に費やしていたエネルギーを子育てや仕事や趣味に振り分けることもできるなと思いました。

マークボイルさんから影響を受けたこともあり、いかに文明の利器を手放すかが幸せに直結するような気がしていましたが、それはやっぱり人によりけりであり、自分には食洗機があった方がいいと思いました。

洗濯機を買わないで手で洗濯するのは大変なように、食洗機を使わずに手で洗い続けるのも勿体無いような気がしてきました。

それで早速ネットで相場を見てみましたがやはり4万程度する高価なものなので、生活保護の身としては手が出ない値段でした。

これ以外にもとにかく文明の利器を買い揃える事で生活が楽になる機器がたくさん紹介されていましたが、貧乏人には手が出ないものが多く、断念せざるを得ませんでした。

最初はへえーこんな便利なものがあるのかと興味深く読み進めていたのですが、数十ページもするとだんだん読んでいて辛くなってきました。僕がうつ状態であることが大きいのですが、どうしてもこの著者と自分を比べてしまうんですよね。

この著者は発達障害ADHDプラスASD)かつ躁うつ病という苦しみを抱えて生きていらっしゃいますが、僕との大きな違いがいくつもありました。

まず著者にはベストセラー本をいくつも出せるほどの文章能力、一流大学に入れる頭脳、一流金融機関に就職できるプレゼン力、起業して事業を軌道に乗せる起業力、人付き合いが苦にならない世渡り力、たくさんの友達が集まるほどの人間的魅力、2000万円を貸してもらえる信用力、などなど。どれも僕にはないものです。

やっぱり著者が最初に書いていたように、うつ状態の人がこの本を読んでも有能な著者とダメな自分を比較して苦しくなるんだなと思いました。

ただ、この本の中には頑張って読む価値があるほど役立つ情報はいろいろ書いてあるとは思います。

読みながら思ったのは、著者はほんとに頑張り屋さんだなということです。なぜここまで頑張れるのか、そのエネルギー源に興味を持ちました。こんなに苦労して苦しんで頑張ってまで生きる意味、生きる目的は何なんだろうと思いました。苦しみながら生きる意味、生きるメリットに関しては書かれていませんでした。

でも陸軍関係者が書いた本にはサバイバルで一番重要なのは水でも食料でもなく、どんなことがあっても生き抜いてやるという精神力だと書いてありました。やっぱり精神論やマインドセットも重要だと思います。

奥さんなのか、友人なのか、借金を返したいという思いなのか、著者の生への原動力だけは分かりませんでした。

著者はかなり高スペック人間なので、いつか借金も返して再起できるという希望があるのかもしれませんね。

書評その129 生きるための哲学 岡田尊司著

2008年に出版された「生きづらさを超える哲学」の改訂版(大幅に訂正し、改題したもの)だと書いてありました。

本当は「生きづらさを超える哲学」を読みたかったのですが、絶版になっているのでこちらを読みました。

 

題名の通り「生きるための哲学」を見つけようと思って読んだのですが、見つけることはできませんでした。

やっぱり本で読むだけじゃだめなのかな…と思いました。

この本の中にも書いてありましたが、ある人にとって「生きるための哲学」になった考え方も、他の人にとっては「生きるための哲学」にはならないんだなと思いました。

やっぱり自分の人生の中で体験から掴み取るしかなさそうな感じを受けました。

 

でも読んで良かったなとは思います。

と言うのも、やっぱりそう簡単には苦しみはスッキリ解決はしないんだなということが分かったからです。

この本の中に出てくる人の多くは僕と同じく中高年になっても悩み続け、晩年になってようやく心の中で折り合いを付けて生きられるようになっている人ばかりだったからです。あ…僕だけじゃなかったんだ…という一種の安心感を感じました。

 

本の中でいろいろな人の生きづらさに満ちた人生が紹介されていましたが、生きづらさの奥にはやはり愛着障害(子供が母親と愛情の絆を結べていない状態)があることが描かれていました。

たいていは中高年まで苦しみを抱えながら生きてきて、晩年は小説家や哲学者等になって、ある程度苦しみが軽減されている人が多い印象を受けました。

 

以下、印象に残ったところを抜粋します。

 

モームが「人間の絆」で描いたものは、不幸な親子関係を乗り越えていく一つの過程だとも言える。それは決して美しい過程ではない。こんな人間を自分は畏れ、愛してもらいたいと願い、認められないことに苦しんできたのかということを見届ける行為なのである。こんなくだらない人間を畏れ、こんなつまらない人間に気に入られようと努力していたのかと気づくことが、一つの人生の過程を終わらせ、親という桎梏から抜け出すために必要なのである。

モームのように、冷たく親の滅ぶ姿を見届けるということでようやく、過去の桎梏を消滅させることもある。モーム自身、この小説を完成して以降、ずっと引きずっていた養父に対するわだかまりから自由になることができたのである。(P.144)

 

漱石モームを文学へと駆り立てた原動力が、親に愛されなかった子供の悲しみだとすれば、心の重荷は、生産的なエネルギーにも転換することができるということを教えられて、幾分心安らぐのである。(P.146)

 

いい親子関係に恵まれなかった人にとって、生きる為には、親を諦め、親を見捨てることが必要な場合もある。親に認められようと、もがき続けることは、不毛すぎる消耗戦で傷つき続けることを意味する。それならいっそのこと、親など滅多に現れない環境に自らを置いた方がいい。傷付けられてしまうようなら、一切の関係を絶つこともやむを得ない。(P.152)

 

ユングはマコーミックの話を聞いて、一つのアドバイスをした。そのアドバイスとは、愛人を持ちなさいということだったと言われている。マコーミックは、妻にそのことを知らせている。「ユングは善良過ぎてはいけないと警告し、自由だと感じているかと私に改めて訊きました。彼はどちらかというと、少しばかり恋の遊びに興じるのを推奨して――愛人を持つのがいいかもしれないから考えてみるように、といいました」(P.222)

 

もっと深刻な障害を抱えて育った子どもでも、親が肯定的な愛情と保護を注ぐことができると、たとえば、ヘレン・ケラーのように、自分のハンディさえ引け目に思うことなく、前向きに、自信を持って生きていくことができる。しかし、親のネガティブな考え方を知らず知らず刷り込んでしまうと、それを乗り越えるのに、長い試練のときを要することになる。しかし、ホッファーの人生が教えてくれるように、人は途方もない過酷な試練をも乗り越えてゆけるのだ。(P.234)

 

長い虐待や強い支配を受けて育った人にも同じことが当てはまる。忌まわしい体験の記憶から、ただ逃れようとしている限りは、ただ翻弄されるばかりで、本来の自分を取り戻すのは難しい。自分の体験したことに正面から向かい合い、自分に何が起きていたのかを見つめることができるようになって、初めて自分らしい人生を回復することができる。(P.304)

 

感謝という結論が先に来すぎると、人を縛るだけの義務になってしまうこともある。良い子や善い人にありがちなことだが、強いられた感謝は、その人を不自由にし、本来の人生を奪ってしまいかねない。ときには、逆の人生を歩ませてしまうこともある。いくつもの試練を乗り越える中で、長い時間をかけて、いつしか辿り着ける境地なのだと思う。(P.307)

書評その128 9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方 藤澤重樹著

この本はかなり衝撃的でした。

正しいアトピーの治し方とは?

→「究極の治療法とは、ステロイドに頼らず、何もしないで放っておくことに尽きる」そうです。(4ページ)

ステロイドも使わず、保湿もしないでいいんだそうです。

アトピーは自然に治る病気なので何もしないで放っておけばいいんだそうです。

しかもステロイドも保湿も一番いい辞め方は、徐々に減らしていくのではなく、即時中止がお勧めとの事。これにはビックリしました。

代替療法の専門家がそう主張するのなら分かりますが、この本の筆者は長年皮膚科クリニックで診療に当たってきた皮膚科の専門医ですからね…。

ただ、いきなりステロイドも保湿も止めるとリバウンドで酷いかゆみと湿疹で耐えがたい苦しみが再発するので、そこは一人でやるのではなく、脱ステロイド治療の経験が豊富な医師の指導の下でメンタル面をサポートしてもらわないとなかなか難しいそうです。

辛いリバウンド期間を乗り切る為に以下のものがあるといいそうです。

①皮膚を保護する外用剤

亜鉛華単軟膏や亜鉛華デンプンなどが良く、これ以外の外用薬だと逆効果にもなるらしいです。

②保冷剤

患部に当て、痛みや腫れ、かゆみを軽減する。

抗ヒスタミン剤

かゆみ対策

④柔らかくゆったりした綿製品の衣服

綿は肌への刺激が少ないため

⑤心構え(開き直り)

あと、お風呂では体に必要な皮脂を落とし過ぎないことが大切で、そのためにはあまり石鹸やボディーソープを使わない方がいいらしく、タモリ式入浴法がお勧めらしいです。

つまり、保湿に必要な皮脂を落とさないことで保湿剤が必要なくなるんだそうです。

ひきこもりその23 ひきこもり当事者が求めている支援とは

先日ひきこもりの集まりに行きました。

そこは当事者だけでなく支援者側の人も何人か来ているのですが、そのうちの一人から、ひきこもり当事者はどのような支援を求めているのでしょうか、という質問がありました。

普通はひきこもり当事者がどんな支援を求めているか聞いてくれる人はほぼいないので、そういう質問を投げかけてくれる支援者さんがいらっしゃるということに驚きと嬉しさを感じました。

今回はこれについて考えてみたいと思います。

 

ひきこもり当事者と言っても、状況や性格や抱えている問題などは千差万別なので、誰にでも当てはまる支援というものはないのではないかというのが僕の基本的な思いです。

ひきこもりが千差万別なのではなく、人間という存在自体が千差万別なんだと思います。

そこから考えると、ひきこもりをどう支援して行くかといったテーマは、やはり一人一人に何を求めているのか、あるいは何の支援も求めていないのかという基本的なところから聞いていくこと抜きには何も始まらないのではないかというのが僕の思いです。

 

しかし、そうは言ってもひきこもり当事者にも共通点はあり、共通して困っていることはあると思います。

今までいくつかの当事者集会に行ってみて感じてきたこともあるので、思いつく限り列挙してみようと思います。僕個人の主観的な要素も強いですが。

 

1、金銭的支援

ひきこもり当事者はほとんど経済的余裕がありません。なぜなら働いてないからです。電車で移動するのも躊躇する場合の方が多いのではないかと思います。交通費すらないからひきこもりを続けざるを得ないという経済的事情もあります。

お金がないなら働けばいいという考え方もありますが、いろいろな事情(うつ病精神障害など)で働けない場合が多いと思います。

貯金だけで生きていけるレベルのお金があれば働かなくても生きていけるのではないかと思います。

一生食べていけるだけのお金が欲しいですね。そうしたら生活保護も抜け出せますし。

 

2、友達作り支援

ひきこもりは孤立していて孤独な状態でいることが多いと思います。家族からも誰からも理解されず、一人で苦しみを抱えて悩んでいる人も多いと思います。そういう人同士が知り合って交流したりして、苦しみや悩みを理解し合える仲間ができたらいいなと思います。

 

3、パートナー作り支援

ひきこもりは人一倍傷付き易い人が多いし、社交不安障害や強迫性障害、退却神経症発達障害うつ病などいろいろな精神的なハンディを負っている人が多いと思います。パートナーを作るために社交の場に出ていくことも難しいし、社交の場に出ても自分から声を掛ける勇気がない人も多いと思います。そういう人でもパートナーを得られる様な支援があると素敵だと思います。

 

4、親子関係に関する支援

親との関係が悪いひきこもりは多いと思います。親と冷戦状態だったり、逆に口論が多かったり、親から暴力を受けている人もいたり、親から虐待されていたり…

虐待した親は基本的に自分は虐待なんてしてない、ただ躾をしただけだ、親としての義務と責任を果たしただけだと思っている人が多いのではないかと思います。僕の親もこのパターンですね。

そういう親を教育して、自分の子育ては間違っていたんだ、良かれと思ってやったことが全部裏目に出て、結果として虐待になっていたんだと認識させて、子供に謝らせる支援というのがあってもいいのではないかと思います。

謝らせるだけで許せる人だけではないと思います。

親からレイプされたような人は謝罪だけでは許せないと思います。

そういう人は親を刑務所に送って服役させるために裁判に勝つための支援が必要だと思います。

 

5、一人暮らし支援

経済的な事情で親元で暮らしているひきこもりも多いと思います。親から虐待されているのにお金がないから家から出ていけないで、虐待されっぱなしと言う人も多いと思います。そういう人が親から離れて一人で暮らせるように生活保護などで支援できたらいいですね。

 

6、何もしない支援

もういいかげんほっといてほしい、そっとしておいてほしいと思っている人もいると思います。そういう人には余計な手出しはせずに温かい目で見守ってあげるのがいい場合もあると思います。

 

7、就労支援

ほとんどのひきこもりは就労支援は嫌いだと思いますが、中には極稀に就労支援を受けたいと思っている人もいるのではないかと思います。

 

8、自死支援

自殺したいけど勇気がなくてできなくて困っているひきこもりは少なからずいると思います。そういう人用に作られた自死施設があったらいいなと思います。その施設では自死用のピストルや自決用手榴弾が自由に使えるようになっていたりしたらいいなと思います。

 

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7777の意味…あなたが今進んでいる道は正しい道です。

精神疾患その6 生活訓練事業所への通所は保留

障害福祉サービスの中の「生活訓練事業所(自立訓練事業所のうちの一つ)」を見学し、体験通学していましたが、やっぱり通所は一旦保留させていただくことにしました。

 

なぜかと言うと、僕が体験した限りにおいては、うつ病の人向けのプログラムが多いと感じたからです。

うつ病で働けなくなるだけでなく、日常生活にも支障をきたすようになった人が元気を回復し、日常生活や労働ができるようになるために設計されたプログラムが多かったんです。

確かに通所している精神障害者の内、うつ病の人の割合が多いんだろうと思います。だからそういうプログラムが多くなるんだろうなと思いました。

でも、その割にはそのプログラムへの参加者が少ないようにも感じました。重度のうつ病患者なら、そのプログラムに参加しようと思うような意欲すらないのではないかなと思いました。

僕がこの生活訓練事業所に通うようになったのは、好きなことや得意なことや長所を生かして社会に参加して行こうという趣旨に共感したからでした。

就労移行支援事業所もいくつか見学したのですが、そこでは欠点や苦手なことを克服させるプログラムばかりのところが多く、好きなことや長所を見出して社会に参加するという指導指針のところを見つけることができなかったのです。

そんな経緯でこの生活訓練事業所に関心を持って数日通っていたのですが、いろいろ迷い悩んだあげく、通わないことにしました。

今は子育てや家事に注力した方がいいのではないかという保健師さんからのアドバイスにも納得しました。

4月に無事保育園に入園させることができれば、何らかの事業所に通ったする余裕も生まれてくるのではないかと思います。

 

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222の意味…すべてはうまくいっています。不安や恐怖は手放して信じる心を持ちましょう。

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5555の意味…あなたの人生が好転するために大きな変化が訪れます。

書評その127 精神科のヒミツ 藤本修著

大病院の精神科部長まで務め、その後、御自身でクリニックを開業された現役精神科医が書いた本です。

「精神科のヒミツ」というタイトルなのでどんな裏話が出て来るのか期待して読んだのですが、「ヒミツ」という言葉を使うほどそこまで暴露的な内容はありませんでした。

むしろ精神科医に対する見方がガラッと良くなりました。

今までの精神科医に対するイメージは、患者の話をロクに聴きもしないで薬漬けにするだけして治さない製薬会社の営業マンというような感じでした。

でもこの本を読んで、患者を治して元気にするためにあの手この手を使って頑張って下さっている真摯で誠実な専門家というイメージに変わりました。

あと、精神科医も精神的に大変な商売だなと思いました。

と言うのも、ケースワーカーや社労士や企業の人事担当者など、いろいろな人から要求を突き付けられてしまうようで、いろいろな人間関係の板挟みになっているような立場であることがよく分かりました。

診断書をどう書くかは医者の仕事なのに、これこれこういうふうに書いてほしい、書いてくれないと困るなどと、医者の領域を土足で穢すような要望も突き付けられるらしいです。

これじゃぁ精神科医鬱病になり兼ねないなと思いました。

楽して儲かる商売では全然ないなと思いました。

 

この本はそこまで業界の裏事情を暴露しまくりの内容はなかったのですが、精神科に関わっている人は読んで損はないと思います。僕も読んで良かったと思います。

精神科は他の科と違って、血液検査などの数値的な物で客観的に判断できない病気が多いそうです。

つまり、同じ患者が医者によっていろいろな判断になるらしいのです。

と言う事は、合わないお店であると思ったら患者は迷うことなく、別のお店に変えるという決断が必要なんだなと感じました。

 

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888の意味…これからは経済的に豊かになれます。

書評その126 本当は危ない植物油 奥山治美著

植物油がアトピーに良くないということを知って、この本も読んでみることにしました。

植物油と言うと天ぷらや炒め物に使うサラダ油をイメージしますが、「植物油脂」という名前でいろいろな食べ物、特にお菓子類やケーキ類に入っているようですね。

筆者は東大薬学部卒で名古屋市立大学の教授などを務めた脂質栄養学の研究者です。

ご本人がいろいろな動物実験をして、その結果がこの本にまとめられていました。

どんな油を摂るとどんな病気になるのか、ラットやミニブタに食べさせ続けて、死亡率や罹った病気や体内のホルモン状態の変化などが調べられていました。

 

結論的に、植物油を摂ると、ガン、脳卒中、アレルギー性疾患(アトピー、喘息、花粉症など)が増え、ホルモンバランスが崩れて精子の数が減ったり不妊になったり、性格的には多動になったり攻撃的になるという結果が得られたそうです。

上記の結果は動物実験の結果ですが、まさに人間にも同じ結果が現れていると思いませんか。

揚げ物を好む若者世代に多動症が増えていること、日本人男子の精子の数が減っていること、不妊症が増え、草食系男子が増え、少子化も止まらない、ガンになる人やアトピーや花粉症に悩まされる人は増えるばかり…

これらの病気の根本原因が植物油だったなんて… ビックリですよね。

なんと!植物油よりも動物油の方が健康に良いらしいです。動物性油脂はコレステロールが溜まり、動脈硬化になると思っていましたが、それらは全部間違いであることが示されていました。

なんと!コレステロールが高い方が寿命が長いし、脳卒中にも罹りにくいんだそうです。

今まで学んできた知識が正反対だったなんて。

とにもかくにも、植物油を摂らないにかぎります。それがこの本の結論です。

 

健康に良い油脂、悪い油脂総合ランキング

 

健康に良い植物油脂

第一位 シソ油・エゴマ

以下の病気の予防に効果があります。癌、動脈硬化性疾患、アレルギー過敏症(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)、炎症性腸疾患

第二位 亜麻仁油、フラックス油

第三位 なし。後述の動物性脂肪の方がはるかに安全。

 

健康に悪い植物油脂

第一位 部分水素添加したカノーラ(キャノーラ)油や大豆油(マーガリンなど)

脳卒中促進効果あり。内分泌かく乱作用が最も強い。食品としては不適。

第二位 カノーラ菜種油

脳卒中促進効果、内分泌かく乱作用が非常に強い。精巣毒を含む。

第三位 パーム油

寿命短縮、発癌促進、内分泌かく乱作用あり、脳卒中促進。

第四位 リノール酸の比率が多い植物油

 

健康に良い動物油脂

第一位 魚油

下記の病気の予防に有効。癌、動脈硬化性疾患、アレルギー過敏症(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎など)、炎症性腸疾患。

EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)はシソ油・エゴマ油・亜麻仁油の主成分であるアルファリノレン酸よりも効力が高く、即効性がある。

第二位 バター(バター脂)

体に悪いリノール酸が少なく、動物実験では安全性が極めて高い。コレステロールコレステロールは体にいい)を含み、脳卒中予防効果が期待できる。

第三位 ラード(豚脂)

体に悪いリノール酸を少し含むが、動物実験での安全性は高く、脳卒中予防効果が期待できる。中華料理、トンカツなどには植物油脂よりもラードがおすすめ。沖縄県民が世界最長寿を誇っていた時、豚の食文化が盛んで、脳卒中が少なかったのです。

最四位 牛脂

脳卒中予防効果が期待できる。

 

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7777の意味…あなたが今進んでいる道は正しい道です。自信を持ってその道を進んで下さい。