我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その142 発達障害は食事でよくなる 溝口徹著

この本も題名通り衝撃的でした。

本当に発達障害が食事で良くなったら医学会で一大事ですよ。

今は日本では発達障害は治らない病気ということになっています。

発達障害の症状を抑える薬を一生飲み続けなければならないことになっています。

それがこの本で根底から覆されていました。ある意味痛快でしたね。

薬は一切飲まなくても発達障害は治るということが、実際の患者さんの事例とともに紹介されていました。本当に凄いことです。

僕も自分の発達障害の症状を直すために食事療法に取り組んでみようと思います。

この本で勧められている食事療法を簡単に言うと、

まずは1、小麦製品除去

2、乳製品除去

3、糖質制限(除去ではなく制限。人によってやり方は異なる)

4、オメガ3系の油(アマニ油、エゴマ油、魚油)を多めにとってオメガ6系の油(植物油)を減らす

5、ビタミンB群、ビタミンDDHAなどを多めにとる。食べ物から十分に取れない場合はサプリメントを使ってでも摂る。

この他にもいろいろありますが、大まかには以上の5点を気を付けるだけで発達障害が大幅に改善し、薬もいらなくなるし、症状も問題ならないレベルに消失するというのです。

上記の食事療法のことをオーソモレキュラー療法というそうです。

これだけ凄いことなのになぜ日本では正式な治療法として認められていないのか。

それは東大の医師が「エビデンス(証拠)がない」「いかがわしい治療法だ」と怒っているからだそうです。

ハーバード大学医学部大学院のマーサ・ハーバート助教授が著書「自閉症革命」でエビデンスを示しているし、著者の経営するみぞぐちクリニックでも患者が治っているというエビデンスが出ているのにも拘わらず。

日本では東大の医師が認めない関係上、アレルギー学会でも遅発性検査(食物アレルギー検査の中で、即時的反応を調べる検査ではなく、数時間後~数日後に反応が出てくるアレルギーを調べる検査=IgGアレルギー検査)も健康保険の適用が受けられず、数万円かかってしまうような状況です。

発達障害の薬は高いらしいです。その高い薬を一生飲み続けるとしたら凄い売り上げになりますよね。だから患者が治ったら製薬会社は困るのかなと思いましたね。

東大の医師がエビデンスはない!と怒っているという話を読んで、ますますこの食事療法は効果がありそうだなと思いました。俄然やる気が出てきました。小麦製品も乳製品も大好きなだけに止めるのは辛い気持ちもあるのですが、少しずつ始めてみようと思います。

※「我慢をやめる生き方へ」というブログタイトルなのに小麦製品と乳製品を我慢することになりましたが、今まで苦しんできた多くの症状(下痢・便秘・痔、頭痛・吐き気、頭が働かない、怒りを制御できない、集中できない、甘い物がやめられない、自己肯定感が低い、物事をポジティブに楽観的に捉えられない、抑うつ感、花粉症、同世代との人間関係が苦手、大勢の飲み会や井戸端会議が苦手、友達が少ない、口論になることが多い、等)を克服するためであり、人生を取り戻すためなので、やりたくてやるんだという思いで取り組んでいきます。