書評その137 パンと牛乳は今すぐやめなさい! 内山葉子著
180ページとコンパクトにまとまっていました。
中身は小麦製品と乳製品がどのようなメカニズムで体に害を与え、具体的にどんな症状を引き起こすのかが詳しく述べられていました。
日本国内では小麦製品と乳製品の害や、それらが引き起こす病気との因果関係は「ない」とされていて、結果として学校給食にパンと牛乳が出されてきました。
しかし、海外ではそれらの因果関係は「ある」とする論文がいくつも発表されているようです。著者は海外から情報を収集し、普段の診療に役立て、患者の治癒という具体的な結果を残されています。
小麦製品と乳製品を全部やめることが一番いいのですが、いきなりそれは難しいだろうということで、まずはパンと牛乳だけをやめるだけでも効果があるので、そこから初めてみたらどうか、という内容の本でした。
小麦製品と乳製品をやめることで改善していく病気は以下の通りです。
発達障害、自閉症、自傷行為、異常行動、多動症、しんどさ、疲れやすさ、疲れが抜けない、頭がぼんやりする、昼食後の強い眠気、頭痛、イライラ、めまい、便秘、下痢、おなかの張り、メタボ(内臓脂肪)、生理痛、生理不順、月経前症候群、子宮筋腫、卵巣嚢腫、朝起きられない、甘い物がやめられない、イライラと落ち込み、鬱、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、乾燥肌、かゆみ、蕁麻疹、喘息などのアレルギー性疾患、慢性関節リウマチ、橋本病などの自己免疫性疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症などの神経疾患、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎やクローン病などの腸疾患、線維筋痛症、慢性疲労症候群、子宮内膜症、不妊症などの生殖器疾患、乳がん、前立腺がんなどの悪性腫瘍。
僕は上記の中の疾患にたくさん当てはまっています。発達障害、疲れやすさ、しんどさ、頭がぼんやりする、頭痛、イライラ、下痢、おなかの張り、メタボ、甘い物がやめられない、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、乾燥肌、かゆみ、過敏性腸症候群。これらが治るんだったらパンと牛乳ぐらい抜きますよ。これらが治るんだったら小麦製品と乳製品ぐらい全部やめますよ。
とりあえずまずは3週間、パンと牛乳をやめるのがいいそうです。3週間辞めるとほとんどの人に何らかの効果が出てくるそうです。僕もまずは明日からパンと牛乳を3週間だけやめてみようと思います。もともと牛乳は何年も飲んでいないのでパンをやめるだけでいいので簡単です。
そして次の3週間はパンと牛乳だけでなく、ほとんどの小麦製品とほとんどの乳製品もやめていこうと思います。