政治その13 衆議院議員選挙の結果を見ての思い
衆院選の結果が出揃いましたね。
僕が一番注目していたのは投票率。56%だったようです。
5890万人が投票したようですね。
この数字が正しいのかでっち上げられたものなのか分かりませんが、実態と大きく乖離していはいないとは思います。
選挙に行かなかった人が44%しかいないのは残念ですが、44%もいると思うこともできます。
投票に行った人は投票で政治が変わると思っているのでしょうね。でも変わりますかね? 僕は変わらないと思いますけどね。そもそも過半数を取らないと何もできないし、過半数を取ってもダメだったじゃないですか。2008年に初めて政権が交代しましたけど、あの時何か変わりましたか? 何も変わってないじゃないですか。
投票に行かなかった人の理由は何でしょうか。
多分忙しいしめんどくさいし、自分の投票行為で政治が変わるとは思えなかったんでしょうね。
僕もそうです。
今の政権与党が好きで政権与党を応援したい人は投票したらいいと思いますけど、野党を応援している人とか、政権交代を目指している人は投票は止めた方がいいと思うんですけどね… 自民党・公明党に有利な土俵で戦っても勝てるわけがないと思いませんか? 実際勝ててないわけで。 自民党・公明党に選挙で勝ったり政権を取るのは難しいということは事実だと思います。
僕は強い相手とは戦いません。勝てる戦しかしません。強い相手とは戦わずに逃げます。逃げて棲み分けます。
今回自民党の有力者が小選挙区で落選しましたけど、改憲派勢力は自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党などが多数当選し、改憲に必要な衆議院議員の三分の二である310議席を大きく上回る350議席近くを占めるようになりました。
これで政府は必ず改憲に動くだろうなと思います。
「憲法改正」と言いますが、本当に「正しく」改めてくれるんでしょうか。
「正しさ」というのは人によって違うと思います。
改憲派勢力にとっては「正しい」ことも、護憲派勢力にとっては「正しくない」ということは十分にあり得るわけで。
強いて言えば廃憲派でしょうか。
もともと第二次大戦でアメリカに負けて、アメリカに押し付けられたのが今の憲法です。アメリカにとって都合がいい憲法で日本人にとっては都合が悪いものです。そんなものはいりません。
今ある憲法を全部廃棄して、そのあとで日本人にとって都合がいい憲法を作るほうがいいと思います。
というかそもそもすべての日本人が納得する憲法なんて作れるんでしょうか?
僕はそれはなかなか難しいのではないかと思うんです。
多数派にとって都合がいい憲法になるように思います。
少数派の意見は踏みにじられ、少数派の生活は踏みにじられるだけだと思います。
いい例が労働者派遣法ですよ。経営者と株主という一部特権階級だけに都合がいい法律が作られ、労働者は安く雇われ、好きな時に解雇できるようになりました。これのどこが民主主義なんでしょうか。大多数の民衆の意見は踏みにじられ、一部の金持ちにとって都合がいい法律が作られ、大多数の民衆の生活は踏みにじられました。
憲法だって同じですよ。
アメリカにとって都合がいいルールを作られ、日本人はその元で苦しく生活していく。
改憲と護憲だけしか意見がないかのようになっているのはおかしいと思います。
廃憲することが先だと思います。
廃憲なんてできないと思いますか?
みんなで知恵を出せばできなくはないと思いますけど。
憲法違反すれば牢屋に入れられてしまいますか?
でも牢屋は今日本に30万人分しかないんですよ。
だから31万人以上の人が逆らったらもう定員オーバーで収容できないんですよ。
それに護憲護憲と言いますけど、要は憲法を護るということですよね。
それなら今行われている人権侵害も憲法違反だと思うんですけど。
打ちたくない注射を打たされるのも人権侵害だし、十分な酸素濃度の空気を吸いたいのに酸素濃度の低い空気しか吸わせない(マスクの強要)とかも人権侵害ではないですか? 息をさせないことほどの人権侵害はないし、緩慢な拷問に等しいです。
空気を吸いたいという欲望は人間にとって一番重要な権利じゃないですか。
それを侵害しておきながら護憲とか人権とか言われてもね。虚しくなります。
今の日本人は「憲法に書いてあることは正しい」「法律は正しい」と思いこんでいる人が多いですけど、本当にそうでしょうか。確かに庶民のためになる法律もありますが、そうではない法律もたくさんあると思います。労働者派遣法がいい例ですよ。
だからこそ憲法とか法律とかを一つ一つ点検する必要があると思います。