我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

ひきこもりその24 顔の悩み

僕の知り合いのひきこもりの方で恋愛で悩んでいる方がいらっしゃいます。

僕も似たような悩みで苦しみ抜いてきただけに、彼のことが心の片隅で気になっています。

彼が幸せになってくれたらいいなと思います。

彼は自分の顔があまりかっこよくないと思っていて、非常に悩んでいます。その悩みが深すぎてなかなか恋愛ができないという状況のようです。

茶店やレストランなどに行ったとき、女性店員さんから嫌な顔をされた経験が多く、それに傷付き、トラウマになっているようです。

しかし、僕から見ても他の人から見ても、芸能人レベルのかっこよさまではないのですが、そこまで不細工というわけでもないんですけどね。

ただ、彫りが深く、デューク東郷のような雰囲気がある顔なので、初対面の女性と目線が合った場合、相手の方が少しひるんでしまうのかもしれないなとは思いました。

彼は法律や裁判に非常に詳しく、特に警察や暴力団に関する知識は凄いものがあります。顔がデューク東郷のような雰囲気になっているのは、普段からそういった情報に触れる機会が多いからなのかもしれません。

彼はマスコミが垂れ流す情報に振り回されないだけの感性や自分軸を持っており、法的知識や正義感は凄いものがあります。そういったところが彼の強みであり魅力だと思うので、そういう部分を好きになる女性も多いのではないかと思います。

こうして他人のことになると、強みや弱みがよく見えるのですが、僕も自分のことになると途端に分からなくなってしまうというのが悲しいところですね。

僕もイケメンとして生まれていたならなぁと今でも思っています。

次生まれてくるときは必ずイケメンとして生まれようと思っています。

でもひきこもり当事者の自助グループに参加していく中で、僕の顔の悩みがだいぶ小さくなりました。

その集まりの中に凄いイケメンで体も引き締まっている人がいます。声もダンディーで、外見的なことに関しては非の打ち所がないのです。

実際女性からも人気があるらしいです。

しかしその方は物凄く悩みや苦しみがあり、精神科に通院しながらひきこもり生活を送っておられます。50代で独身なのです。

その方は幼少期から青年期に至るまでに母親から愛情を受けることができなかったため、愛着障害を発症し、治癒することなく50代まで苦しみ続けてこられました。幸せとは無縁の生活を送ってこられたのです。

その方を見ていてつくづく思いました。イケメンでもモテても、母親から愛情を受けることができず、愛着障害を発症してしまったら、そう簡単には幸せになることはできないんだなということです。

本当に三つ子の魂百までだなと実感しました。

一方で、顔はそこまでイケメンではないけど、ものすごくモテている男性も見てきました。

モテている男性に共通しているのは、自分に対する絶対的な自信と自己肯定感ですね。

たとえ、数人の女性から嫌われても揺らぐことがない絶対的な自信を持っているのです。

根底的なところに自己肯定感を持っているので、人生で何らかの挫折があってもめげずに立ち直っていきます。そういう強さも女性から見て魅力的に映るのかもしれません。

やはり幼少期に母親からどのように扱われたか、というのがその後の人生を決定づける

ように思えてなりません。