我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

ひきこもりその17 親が亡くなったひきこもりの人

先日ひきこもりの集まりに行ってきました。

今までいろいろな集まりに行ってきましたが、今回初めて親が亡くなっているという人に二人出会えました。

 

最近8050問題という単語が作られ、大変だぁ!的な感じになっていますよね。

でも僕の感覚としては、本人はあまりそのことについて心配してなくて、本人よりもその周りの親とかマスコミが心配しているだけなような感じがします。

僕も何がそんなに問題なのかなぁ…という感じで、まだよく分かっていません。

親としては自分の死後、子どもがちゃんと生きていけるのか心配なのかもしれません。

でも生活保護があるから大丈夫じゃないですかね。僕はそう思いますけど。

生活保護がなくても大丈夫じゃないですかね。

もし生活保護という制度がなくなったらひきこもりの人はどうするのでしょうか。

欧米のようにホームレスが激増すると思います。

あとは餓死や万引きも増えると思います。

コンビニやスーパーで食糧を万引きして刑務所に行く人も増えると思います。

そしてホームレスはイヤだという人は山奥ニートみたいにシェアハウスで暮らす人が増えていくような気がしています。

今後は公設、私設ともにホームレス収容施設が増えていかざるを得ないと思います。

だから親御さんは子供の老後の心配はしなくていいと思いますけどね。

それに親御さんが死んだらもうこの世とは関係なくなってしまうんですから。

子どもの老後を心配している親御さんは死んだ後どうなると思っているのでしょうか。

無になると思っているのでしょうか。

それとも体だけがなくなって意識体だけになると思っているのでしょうか。

死んで無になるとしたら自分が死んだ後の子供の心配はいらないですよね。

他のひきこもり・ニートの人の意見はどうか分からないのですが、僕個人で言えば、長生きする事に興味がないんですよね。明日死んでも構わないです。というか明日死ねたら嬉しいです、むしろ。死ねたらケースワーカーから働け働け言われなくて済みますからね。

多くのひきこもり・ニートにとって親が死んだ後、やりたくもない仕事をしてまで生き延びたいと思っている人はあまりいないような気がするんですがね。

 

話が逸れてしまいましたが、親が亡くなっているひきこもりの御二方はどのように生活しているかというと、お二人ともに親が残した家に住んでいるらしいです。どちらもローンはもうないそうです。

そして生活費は一人は親の貯金で、別の方は清掃の仕事をしているそうです。

 

いろいろな人の話を聞いて、ひきこもり本人の悩みも深いですが、親御さんの悩みも深いと思いました。

ひきこもりの親御さんはいい人が多いなと思いました。

確かに子供を思い通りにコントロールしようとする毒親的な傾向はありますが、それでも一応、子どもが引きこもることを許しています。

僕の家はそうはいきませんでした。

父親が凶暴過ぎたんです。怒鳴る、殴る、ぶつ、叩く、脅す、こういう感じでしたから、ひきこもりなんて許されなかったし、殺される前に命からがら家から逃げ出さざるをえませんでした。殺されるなんて大袈裟だと思う人もいらっしゃると思いますが、僕の親は僕なんかよりもはるかに重い精神障害者だったと思います。精神障害者というよりも精神異常者でした。法律とか道徳とかそういうものは一切関係ない人でしたし、怒りの感情を制御できない人でしたから、子どもだろうが何だろうがムカつく奴は殺すという人でしたからね。

でも僕の家庭だけじゃなくて、一昔前はこういう凶暴な父親は結構いっぱいいたのではないかとも思います。

そういった意味で、子どもが引きこもれる家庭が増えてきたということは凶暴な親が少なくなって来たという意味では社会は少しずついい方向へ向かっているような気がします。