映画評論その3 マトリックス
1999年の映画ですけど今見ても全く色あせてないですね。
物凄く面白かったです。
吹き替え版で見ましたが声優さんたちの声もピッタリだったと思います。
21年前に見た時はよく分からなかった所も今回はよく分かりました。
映画館で見ているときは分からなくてもどんどん進んでしまいますが、家でパソコンで一人で見ているときは分からない所は戻って見直せるところがいいですね。
この映画だとマトリックスを抜け出すには支配者と戦わないといけないように描かれていますが、僕は戦わずして抜け出す道を選んで行こうかなと思っています。8月30日
8月31日追記
これだけ現代社会の構造を風刺した映画がなぜ、公開されることができたのか、が長年の疑問でした。情報統制ではなくこの映画で情報公開したのはなぜなのか、という疑問です。
今の支配体制のままでいいじゃないか、という思いに誘導するためなのではないかと思います。
登場人物の中に、レジスタンスとして支配者に対して戦いを挑んで毎日御粥を食べるぐらいなら、美味しいステーキを食べられる元の生活の方がマシだったと発言している人がいました。視聴者をそういう思いに誘導させたかったのかなと思います。
あとは、救世主に助けてもらわないと庶民は助からないという諦めの心を育むという目的もあったのかなと思いました。