我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その7 発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編 中邑 賢龍監修

僕自身が発達障害なので僕自身に何か役立つ事もあるかなと思って読んでみました。

この本は発達障害の中でも読み書きなどの学習障害スマホタブレットを使って補おうという内容でした。

学習障害…全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみが難しい状態)

発達障害には学習障害だけではなく、注意欠陥多動性障害自閉症スペクトラム障害もありますが、この本では注意欠陥多動性障害自閉症スペクトラム障害の話はあまり触れられていませんでした。

ですので、僕自身にとっては役立つ内容はなかったのですが、学習障害を持った人がそれを補うためにスマホタブレットを学校やテストや受験で使ってもいいと言うのは凄く希望に感じました。

今までは学習障害を持っている人は落ちこぼれるしかない状況でしたが、テストの代読などで受験に合格したり、学習障害を乗り越えて今はドローンでの撮影事業で起業している人もいるそうです。読み書きができなくても受験に合格したり事業を始めたりできるというのは希望に感じました。

足が不自由な人には車椅子、目が不自由な人には眼鏡というのと同じように、読み書きが不自由な人にはスマホタブレットという流れが出来つつある事を感じました。

今の受験や学校制度は読み書き至上主義的な面を感じざるを得ないのですが、学習障害者へのタブレット活用という流れが、読み書き至上主義的な受験競争を緩和する流れに繋がってくれたらいいなと思いました。受験競争の頂点とも言える東大教授がこの本を書いているというのも大きいと思いました。