書評その146 ぼくは猟師になった 千松信也著
今狩猟ものの本や漫画をいろいろ読んでいるのですが、狩猟系の本の中ではこの本が僕にとっては一番面白かったです。初心者でもわかるように楽しめるように書かれていました。
これから近い未来、食糧危機が起こるらしいです。「起こる」というよりも起こされるんだと僕は思っています。(今アメリカの食料工場、倉庫等で不自然なほど火災が頻発しているらしいです。これは食糧危機を起こすための布石の一つなんでしょうね。)
そんな中でも狩猟、採集ができると安心ですよね。この本は初心者でも狩猟、採集をやれるんじゃないかと思わせてくれるような感じに書かれていました。この本をきっかけにこれからも狩猟について学んでいこうと思わせてくれるものがありました。この人の文章は読みやすいです。お勧めします。
一つだけ欠点というか、分からなかったことがあります。それは猟期のことです。
狩猟が許可されている期間はなんと、11月15日から翌年の2月15日までの三か月だけなんだそうです。これだけ農作物が荒らされていて鹿や猪が増えすぎているのになぜ猟期を短く設定しているんだろうと思いました。本当に不思議ですね。