書評その72 健康で文化的な最低限度の生活 柏木ハルコ作
まだ5巻までしか読んでいないのですが面白かったです。
続きも読んでいくつもりです。
生活保護の実態がよく描かれていると思いました。
生活保護は捕捉率(受給条件を満たしている人の内、実際に受給している人の割合)が2割程度と日本は諸外国に比べて低くなっています。つまり、生活保護を受けられるのに受けてない人の方が圧倒的に多いという状況です。
今後はそこの部分にも光を当てるケースを扱ってほしいと思いました。例えば水際作戦の攻防とか。
あるいは、生活保護を受給していたけど、通院も就労も嫌で再びホームレスに戻ってしまったケースなど。
絵も上手く見やすかったです。ストーリーも分かり易く、読み易く、いい漫画だと思います。