我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

コロナその4 マスク欠品と転売屋

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今世間を騒がせている転売屋(転売ヤー)とは?  (出典:いらすとや)

どこに行っても売り切れのマスク。

一体どこに行ったら手に入るんでしょうか。

昨日は意外な所で手に入りました。しかも385円で7枚入りと正規の値段でした。

なんと目の前でおじさんが買っていったので僕も気付き、並ぶこともなく買えてしまいました。本当に運が良いとしか言いようがありませんでした。

僕は去年から運が良くなりました。運を良くする方法を知り、それを実践しているからです。

運を良くする方法を知りたい人はいらっしゃいますでしょうか?

答えは…

 

 

 

 

「ありのままの自分を受け入れる」事です。

これをやり続けて行くと運が良くなっていきます。それが体験的に分かりました。

ありのままの自分を受け入れる事は自分を愛する事になるので、自分を愛していると、その意識エネルギーが周りの空気や宇宙に浸透していき、やがて周りや宇宙から愛されるようになってしまうらしいです。ぜひ、騙されたと思ってやってみて下さいね。

 

話が逸れてしまいましたが、そうは言ってもマスクはなかなかすぐには手に入らないと思います。ハンカチと輪ゴムで自作できる方法がネット上に出ていますので、それを見て自分で作った方が早いような気がしています。

 

さて、本題に入りますが、マスクがこれほどまでに欠品しているのはやはり転売屋の存在が大きいように感じます。人の不幸を出汁にして荒稼ぎしている彼らの生態に腹を立てている人も少なからずいらっしゃることと思います。

しかしついにマスク転売禁止法が作られましたので今後は少しずつ流通し始めて行くと思います。

  

実は僕も2011年から2017年まで約6年間にわたって転売屋をやっていましたので、彼らの気持ちもよく分かります。

どうしたらこの転売屋問題を解決できるんでしょうか?

昨日はその事をずっと考えていました。

 

まず、転売屋問題を解決するために、転売屋の実態に迫ってみたいと思います。

これは僕が6年間転売業界に身を置いてきて実感した主観ですので、客観的事実とは少し違うかもしれませんが、大筋で合っていると思います。

 

ズバリ、転売屋というのは、大して儲かりません。

9割以上の転売屋は、個人でやっています。会社組織等の法人レベルでやっている転売屋はほとんどいません。そして、参入した個人のほとんどが大して儲からないからすぐに撤退していきます。

会社組織等で大規模になってくると、もはや小売店で購入して小売りするという事はやらなくなり、卸売店からまとめ買いして小売りしたり、輸入代理店からまとめ買いして小売りしたり、普通の小売業者らしくなってきます。

 

ではなぜ個人で転売屋をしている人がたくさんいるのでしょうか。

それは普通に雇われて働くよりはだいぶ楽に稼げるからです。

普通に雇われて働く場合、時給2000円で働く事はなかなか難しい事ではないでしょうか。

でも転売だと時給2000円はおろか、時給5000円や時給1万円で働いている人もいます。

僕でさえ仕入れ時の時給は約5000円でした。(出品や出荷や金銭管理や顧客対応などの仕入れ以外の業務がこまごまとあり、それらをやっている時間をすべて足すと時給1000円程度でした…)

 

要は何が言いたいかと言うと、転売というのは普通に働くよりはだいぶ楽に稼げるのです。普通に働くよりは楽というだけで、働かないよりも楽という訳ではありません。

 

転売屋が次から次に生まれてくるのは、普通に雇われて働くのが大変過ぎるというのが一番の原因であり、昨今の労働環境の劣悪さこそが転売屋が大発生する温床になっているのです。

 

転売屋を取り締まる法律を作る事も大事ですし、ヤフオクやメルカリで出品停止や取り下げという対応も大事なのですが、僕が思うに、一番大事なのはそこよりも、転売屋をしている人が転売よりももっと楽しくて面白くてやりがいがあって生きがいもあってしかも稼げるような仕事を見つけられるように支援していく事の方が大切なのではないかという事です。

 

僕は6年間も転売をやりました。主にブックオフで本を買ってきてそれをアマゾンに登録するだけでした。やってる事は非常に単純でした。

普通の仕事はなかなか長続きしないのに転売だけは6年間も続けられました。

なぜかと言うと、いろいろ理由はあります。まずは普通の仕事よりも給料が良かった事。毎月平均して約30万円の収益がありました。前職の給料が約20万円だったので、約1.5倍になったわけです。

そして、自営業だったので、体調が悪い時は誰に断る事もなく、ずっと休み続ける事ができました。誰に気兼ねする事もありませんでした。

人間関係で気を遣う事もありませんでした。

そして、業務その物にも少し面白さを見出していました。ブックオフの棚にずらっと並んだ本の背表紙を見て、目星を付けて検索して高値で売れる本を見つけた時は、トランプの神経衰弱でカードを当てた時のような嬉しさを味わっていました。それ以外にも100円で買った本が1万円で売れた事も何度もありました。

普通に雇われてやる仕事ではなかなか感じる事が出来なかった充実感も感じていました。

しかし一方で、いいおっさんがいつまでもこんな事しててもしょうがないよな…という気持ちがいつも心の片隅にありました。本当の意味でのやりがいや生きがい、将来性を感じる事が出来なかったのです…

そしてだんだんだんだん儲からなくなり、だんだん飽きてきて止めたくなり、辞めました。

 

結局、一人一人にやりがいがあって稼げる仕事があれば転売屋なんて誰もやらないと思うんですよね。

やりがいもなくて給料も安い仕事ばかりが溢れている現状をそのままにして転売屋だけを取り締まるというのは、マスクを流通させる上では必要な事ですけど、根本的な解決にはまだまだだなと感じる次第です。

 

イメージとしては、一人一人がイチローさんとかヒカキンさんとか、堀江貴文さんとか斎藤一人さんとか、それぞれが個性を活かして活躍して好きな仕事で大金を稼げるようになれる社会にしていきたいと思いますし、まずは僕自身も彼らのように好きな仕事で生計を立てられるようにしていこうと思います。