我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その32 ダンナのための妊娠出産読本 荻田和秀著

マンガ「コウノドリ」のモデルになった産科医が書いた本という事で読んでみました。

「ダンナのための」とある通り、僕が読んでみても読み易かったです。

今まで読んできた「妊娠出産」関係の本は、男性にとってはハードルの高い本ばかりでした。あれもしなきゃいけない、これもしなきゃいけない、これをしたらだめ、あれをしたらだめ…憂鬱になるほどでした。

でもこの本は、「夫はやる気も興味もない」という前提で書かれているのでとても助かりました。

それも理由があり、オキシトシンという物質を受け取れる量が女性に比べて少ないからだそうです。

だから、できる時にできる事をやる、というスタンスでいいと言われてプレッシャーから解放されました。

いろいろな事が詳しく書かれている本ではないのですが、やる気も興味もない男性や知識ゼロの初心者が最初に読む本としては一番いいのではないかと思いました。一番いい本はこの本よりもコウノドリの方が取っ付き易いかもしれません。この本を取っ掛かりにして、詳しい事は別の本で調べて行くというのが良さそうだなと思いました。

表現も分かり易かったです。出産や陣痛の痛みは2分に一回金玉を蹴り上げられるような痛みらしいですね。僕が女性だったら産まないか無痛分娩を選択します。男性に生まれてきて本当に良かったと思いました。

この本はやる気や興味がない男でも最低限これだけは知っておいてねという事や、これぐらいはやりましょうという事が書かれているので、妊婦から見たら物足りないと感じるかもしれないなと思いました。