雇われないで生きる道

やりたくないことをやらないで生きる方法を探求しています。

書評その56 ユルゲン・クロップ 増補版 エルマー・ネーヴェリング著、鈴木良平監修、大山雅也訳

2015年に出た本の増補版で2019年10月に出版された本です。

ユルゲン・クロップというのはドイツ人のサッカー指導者で、今はイギリスのリバプールというチームの監督をしている人です。

今世界で五本の指に入ると言われている素晴らしい指導者です。

僕はこの人のサッカーが好きだし、指導するチームや個人のパフォーマンスが必ず向上するので、どんな指導をしているんだろうと期待して読んだのですが、とても読みにくくて最後まで読めませんでした。

翻訳は悪くないのですが、著者の書いている内容が、あまり求めていない事を細かくくどくどと書き過ぎている一方で、ユルゲン・クロップ本人の秘密や読んでいてハッとさせられる内容がなかったので読んでいて苦痛でした。完全に期待外れでした。

何年何月の第何節のどこ対どこの試合が何対何だったなどのデータ的な情報が必要以上に詳細に書かれていました。

その一方で著者はユルゲンに直接のインタビューをしておらず、ユルゲンの周りにいた人の証言をまとめた内容となっていました。

やっぱり本を書くからには本人にインタビューはして欲しかったですね。せっかくドイツ人同士で母国語でコミュニケーションできるんだから。

でも僕の希望はユルゲン・クロップ本人が自分で本を書いてくれる事ですね。その方が興味が持てます。本人しか知らない事、誰にも言ってない事、墓場まで持っていこうと思っていた事がいろいろあったと思いますから。

この著者は物凄くユルゲン・クロップの事を調べていますし、この本を作るのに多大なる努力をした事は尊敬に値しますが、この本を読むのに使う時間があるなら試合を見る為に使った方が良かったし、人にもそう勧めたいと思いました。

この本を読んで楽しめるのは猛烈なユルゲンファン、リバプールファン、ドルトムントファン、マインツファン位で、どんな凄い指導をしてるんだろうといった興味本位では読み通す事は難しいと思いました。