好きなことを仕事にする人生

やりたくない事や興味がない事を仕事にするよりは、やっぱりやりたい事や好きなこと、興味がある事を仕事にしたいですよね。そんなの甘い考えでしょうか。僕が中学校や高校の頃はそんなの甘い考えだという風潮が強かったです。

でもここ数年はユーチューバ―の台頭もあり、やりたい事や好きなことを仕事にしようという雰囲気が高まっているような感じがします。そう感じませんか？　僕だけでしょうか。

僕もその流れに乗ってやりたいことや好きなこと、興味のある事を仕事にしたいなと思っています。

好きなことや興味のある事、やってて楽しい事って何だろうと思ってずっと考えてきました。

僕が不利なのは好きなことや興味のある事がコロコロ変わってしまって、特定の分野の専門家になれなかったところです。

僕は注意欠陥多動性障害らしいですが、小学校の時とか席を立ち歩いたりしてませんでしたし、多動症的な行動はしてなかったように思います。席を立ち歩いたりはしてなかったけど、授業中に別の事を考えていたりこっそり別の事をしていたような気はします。あんまり覚えていませんけど…。学校でも職場でもボーっとしている事が多かった気がします。ボサッとしてんな、ボケッとしてないで手を動かせ！ボーっとしてないで何してんのよと何度怒鳴られた事でしょうか。これが注意欠陥という事なのでしょうか。

僕は行動面ではなく、脳内が多動症だったんだなと気付きました。好奇心はあるのですが、好奇心の赴く先がコロコロ変わりまくるという性質です。好きなことを仕事にして食っていくためには何らかの専門家にならなければ厳しいのに本当に致命的だなと思います。

それと、僕が中学、高校、大学と熱中していたのは何と言ってもゲームと漫画でした。

当時は週刊少年ジャンプが大好きで毎週月曜日が楽しみで仕方がありませんでした。そしてジャンプに連載している漫画の単行本を買い集めていました。特に好きだったのが北斗の拳、魁（さきがけ）男塾、ドラゴンボール、スラムダンク、珍遊記、ハイスクール奇面組、キン肉マン、闘将拉麺男などでした。

学校の勉強は全く面白くなかったので中学校の頃は試験前に一夜漬けで凌いでいましたが、高校に入ってからは付いて行けなくなり、途中からやる気がなくなってやめてしまいました。

そして、ひたすらゲームと漫画に明け暮れていました。

好きだったゲームは、信長の野望シリーズ、三国志シリーズ、大戦略、ストリートファイターシリーズなどです。ファミコン、パソコンゲーム、スーパーファミコンをやっていた世代です。

浪人時代か大学に入った頃だったかな…　あまりにもゲームが面白過ぎて一日中やっていました。多分１日１５時間とかやってたんじゃないかと思います。そして、上手く行かないと怒り狂ってコントローラーを叩き付けたりしていました。

でもある時、一日中ゲームをやり続け、上手く行かなくて怒り狂っている自分はこのままでは人間としてまずいような気がする…と思う時が来ました。

そして、本体もソフトも売り払って、それからは一切ゲームを止めてしまいました。

大学に入ってからは新興宗教にのめり込むことになったので、ゲームをやりたいという気持ちも薄れていきました。宗教活動が忙しくなり、漫画を読むのも止めていました。

僕はやっぱりゲームと漫画が大好きなんだなぁと思います。

今でも漫画喫茶やネットカフェは大好きでお金さえあればいつまででも入り浸る事はできます。

最近はお金がないのでゲームも漫画もできませんが、金持ちになった暁にはゲームと漫画三昧の日々を送りたいなと思っています。

一昔前はゲームが好きでもゲームで食っていく事なんてできませんでした。ゲームで食っていくには、ゲームをやる側ではなく、ゲームを作る側にならなければなりませんでした。でも今はプロゲーマーの人がいますよね。プロゲーマーの人が生き方や就活の講演までする時代です。

今はもうプロゲーマーのレベルまで上手くなれなくても、ゲームしているところを動画に上げて広告収入で生活できてる人もいるらしいです。良い時代になりましたよね。

本当に好きだった事を自らの手で封印して、いろいろな事に興味を持って食い散らかし、結局何の専門性も身に着かずに生活保護…　痛い人生ですなぁ…

専門家にならなくても生きていける時代の方がいいと思いませんか？

肝臓や腎臓や鼻や耳になれなくても、すね毛もあっていいと思いませんか？

すね毛なんて生えてなくても何も困らないし、女性や老人には生えてないですよね。

すね毛は無駄毛だからと言って剃るのではなく、すね毛にも血液を流してあげたいと思います。