我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

生活保護その3 生活保護を受給する事はやましい事?

僕は生活保護を受ける事をなかなか人に言えませんでした。何となく恥ずかしい、やましい事をしているように感じていたからです。カッコ良い事ではないですしね。

でも、思い切ってこうしてブログに書くことにしました。手足が不自由など、誰がどう見ても明らかに働けない人が生活保護を受ける事には恥ずかしさもやましさもないと思います。

しかし、僕のように、自分に合う仕事が見つかりさえすれば働けるけれど、なかなかそういう仕事が見つからなくて生活に困っているという場合は良心の呵責を感じる人も多いと思います。実は僕も全く感じていないと言ったら嘘になると思います。

過酷な労働を低賃金でやりながら生活保護水準給料以下で働いている人が今の日本には何百万人もいます。

それらの人がなぜ生活保護を申請しないのか、一人一人状況は人それぞれだと思いますが、おそらく、親族に連絡されるのが屈辱に感じるとか、保護を受ける事は恥でプライドが許さないとか、生活保護水準の給料がいくらなのか知らないとか、何となく条件が厳しそうだから申請する気力も萎えてしまうとか… いろいろあると思います。

僕も同じでした。多くの同胞が辛く苦しい労働に耐えている中、自分だけが何だか抜け駆けしているようで… 

でも、ある日、別の考え方があることに気付きました。

生活保護は失業保険と同じように、やましさを感じる事なく、正々堂々と受給すればいいんだと。

失業保険を受給するのにやましさを感じる人はあまりいないと思います。働いてきた期間に雇用保険を納めてきたからその資格があるわけです。

生活保護も失業保険と同じく、今まで所得税だ住民税だ消費税だとなんやかんやと何十年にもわたって数百万円数千万円も預けてきたわけです。その自分が預けてきた預金をたまーに自分のために引き出す時があってもいいんだと思うようになりました。

調子の悪い時は生活保護を受給する。調子が良くなれば働いて税金を納める。長い人生は山あり谷あり。毎年右肩上がりに税金を納め続けられなくてもしょうがないです。人生には波があるんですから。また働けるようになって稼げるようになった暁には多額の税金を上納する。そういう形で行きたいと思います。

今日本の生活保護受給者は約200万人です。しかし、捕捉率(生活保護という安全網に捕らえられている人の割合)は2割と言われています。つまり、受給資格を満たしているのに申請していない人がまだ800万人います。そういう人たちがもっと気軽に気楽に生活保護を申請し、専門家に同行してもらわなくても受給できるような時代にしていきたいなと思っています。そのためにこうして恥を忍んで、批判される事も覚悟してブログに書いていく事にしたわけです。