我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

生活保護その2 内海大輔は働けるのか?

生活保護を受給できるための条件はいろいろあります。

現金がほとんどない(10万円以下)、資産がない、頼れる親族がいない、病気や障害で働けないなどです。

僕自身は今は病気はありません。月一回ほどの原因不明の頭痛と吐き気、慢性的な肩凝り、頻繁な下痢という病気というレベルには達しない症状は昔からありますが… 

障害者手帳も持っていません。精神科で発達障害注意欠陥多動性障害ADHD)だと診断された事はありますが、本当にどんな仕事もできないのかと言われると、できる仕事とできない仕事があるというのが本当のところだと思います。

僕は自分で認めるのも寂しいものがありますが、要はあまり仕事ができる人間じゃないんです。

どういうことかと言うと、普通の人に比べてミスが多いんです。普通の人なら半年に一回ミスするようなことを週一回ペースでやるもんだから、上司や先輩はだんだん怒りが溜まってきて最終的には爆発するわけです。怒る方も不愉快だし、怒られる方もストレスが凄いです。どんな職場でもパワハラやいじめのターゲットになるのは時間の問題でした。

僕自身ミスが多い事は分かっているので、仕事の時は本当に真剣に集中して丁寧にやります。それで週一回やっていたミスを一ヶ月に1回レベルに減らす事ができます。その代わり何度も見直しをしたり慎重になるので、普通の人よりも仕事が遅くなります。

このように、単純作業や簡単な事でさえもミスが多くて遅いので、重要な仕事ややりがいのある仕事や創造性が求めらるような仕事はなかなか回ってきません。

単純作業にも社会的意義を見出し、やりがいを見つけたり自己成長の機会にできるような物事の捉え方が不足しているんだと思います。

その結果、まったく興味も持てないやりたくない仕事をずっとしてきましたが、よく上司や先輩からやる気が感じられないと指摘されてきました。それは当然です。本当にやる気がなかったのですから…。

あと、これは注意欠陥多動性障害の性質なのか、僕自身限定の性質なのか分からないのですが、興味がない分野に関しての物覚えが極端に悪い事があります。

職場にマニュアルがある事は稀で、多くの場合は先輩から口頭で仕事の指示がありますが、それをなかなか覚え切れない、覚えるのに時間が掛かる、覚えてもすぐ忘れる、こういう性質を持っています。それで記憶力に自信がない事を先輩に相談したら、メモしたらいいじゃんと言われました。しかし、後でメモを見せたら「大事なことが全然メモできてねーじゃん」と怒られてしまいました。ポイントを見抜く能力が低いんだと思います。

やっぱり僕としても労働者として「やる気」と「指示を覚える記憶力」が低いというのは致命的な欠陥だと思います。

「ミスが多い」

「仕事が遅い」

「指示を忘れる」

「飲み込みが悪い」

これでは雇う方にとっても使い物にならないんだろうと思います。

雇う方もこんな人間雇いたくないと思います。

僕は見た目は普通で話してもそこまで変ではないので、たくさんの会社に応募したらどこかに引っ掛かるとは思います。

でもその会社が僕の本当の事(ミスが多い、仕事が遅い、指示を忘れる、飲み込みが悪い等)を知った時に採用した事を後悔し、パワハラといじめで自己都合退職へと導いていくんだと思います。今までの人生がそうでした。これでは雇う側も雇われる側も不幸ですよね。

そんなわけで仕事がなかなか長続きしないんです。

我慢に我慢を重ねて鬱病を発症するまで耐えられるだけの忍耐力がないんです。辛くなったら逃げ出す人生でしたから。

そんな僕でも長続きできた仕事が2つあります。

一つは統一教会(正確には原理研究会という団体です)という宗教団体。もう一つは古本屋の自営業。

統一教会では9年間働きました。なぜこんなに長続きできたのかというと、一言で言えばそれだけ深く洗脳されていたという事ですが、本当は洗脳という一言では片付けられないいろいろな事があったので今後別の記事で触れていきたいと思います。

古本屋の自営業は6年間も続ける事ができました。本を売る事に興味はなかったのですが、本を読むのは好きだったのと、誰も怒って来る人がいなかったのが大きかったですね。ミスしても怒って来る上司も先輩もいませんでした。なぜなら一人でやっていたので。たまにミスしてお客さんを怒らせてしまう事もありましたが、全額返金して丁重に謝れば許してもらえました。上司や先輩はミスをずっと覚えて根に持つ人が多いですが、お客様は返金して謝れば後腐れなくスッキリと終われたのでストレスにはなりませんでした。自営業の時はミスしても仕事が遅くても効率が悪くても物覚えが悪くても飲み込みが悪くても誰からも怒鳴られなかったので6年間も続けることができました。でもその結果として効率が悪くなって経営が悪化して自己破産する事にもなったのかなと思います。

今の日本に「ミスしてもいい、遅くてもいい、忘れてもいい、飲み込みが遅くてもいい、やる気がなくてもいい」仕事なんてあるんでしょうか。多分なさそうな気がしています。そういうことを考えていると僕は働かない方が雇う側にとっても雇われる側にとってもウィンウィンなのではないかと思います。