ブログがなかなか更新できなかった理由
数日前から風邪が良くなり、普通に活動できるようになってきました。
まだ多少鼻水鼻詰まりは続いていますが…。
風邪が治って元気になったのにブログを書く意欲があまり高まりませんでした。
その結果、ブログの更新頻度が少なくなってしまいました。
なぜ更新頻度が少なくなったのかなと考えていて、気付きました。
僕がブログを書く動機というものが、自分の中身を出してみて、それを自分が受け入れられるか、自分が自分を愛する事ができるかどうか試してみる為だったことを思い出しました。
自分の中の最も情けない部分、認めたくない部分、隠したい部分を意図的にブログに公開し、それを自分自身が受け入れられるか、それを自分に問うていたんです。
今は、一昔前に比べると、自分が自分を受け入れる事、自分が自分を愛する事が少しはできるようになったと思います。
一昔前は、自分で自分を受け入れるとか愛するなんて以ての外でした。
週5日働けない自分はダメ人間だ…会社でミスしまくって怒鳴られまくる自分が自分でも嫌でした…。普通の人が一日で覚えられることがなかなか覚えられない自分、正社員として一家の大黒柱としてふさわしい給料を稼げない自分、デート代すら稼げない自分に絶望していました…
しかし、そんな自分を受け入れてくれた人たちのお蔭で自分でも自分の事を少しずつ受け入れられるようになってきたと思います。
坂爪圭吾さん及びごちゃまぜの家の人たち、坂爪さんのブログの読者の方々、横浜市港北区役所生活支援課の職員の方、生活自立支援施設はまかぜの職員の方、はまかぜで一緒に生活していた人たち、そして一番大きいのは今一緒に暮らしているかなさん、NPO法人もやいの職員の方々…。 働けない自分、社会に価値を提供できない自分でも受け入れてくれる人たちのお蔭で、「自分で自分を受け入れる」という事が少しずつできるようになってきました。
生活保護なんて自分のような年齢では無理だと思っていましたが、いざとなったら自分でも受給できる事も分かりました。そういう安心感を初めて持つ事ができるようになりました。
発達障害(ADHD)と診断されて自分と似た苦しみを抱えながら働いている人の存在も知りました。そういう先人たちの働き方を見てみると自分にも長続きしそうな職業もありそうだし、そういう障害に理解のある職場がある事も分かりました。
そんなこんなで、ブログを書く動機が薄れてきてしまっていました。
つまり、ある程度自分で自分の事を受け入れられるようになったんだから、もう改めて何か書く必要もないのかなぁと思っていました。
知らない場所に引っ越してきたので、生活のためにいろいろな場所に自転車で出かけては面白い店や場所がないかと探索しています。
ブログのネタになりそうな事はいくつかありました。
でもブログの記事にするほどの事でもないかと思って書きませんでした。
昨日か一昨日か、海の波が高そうな日があったので誰かサーフィンしてないか見に行きました。
風は強かったんですが波はあまり高くなくて、二人しかサーフィンをしてませんでした。それで退屈してきて帰ろうかと思いましたが、突然、散歩のおじさんが現れて、サーフィンで亡くなった方がいるという話から離岸流のことを教えて頂きました。
かねてから離岸流に興味があったので、とても嬉しかったです。そして、僕が行った和田町の海よりは御宿町の海の方が波はいいという話まで教えて頂きました。
そういった話をしてくれた後、すっといなくなってしまいました。
広ーい海岸でしたが、その時間にいたのは僕とかなさんだけでした。
その場所にその時間にベストタイミングで散歩にきて話しかけてくれたおじさんの存在がとても心に残りました。出会いって本当に不思議ですね…