我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

農家でバイトする事にしました。

働くのが嫌いなもんだから、働かないで生きて行く方法を徹底的に調べ続けていた。主にネットと図書館の本で調べた。

働くのが嫌いと言っても、興味の持てる仕事とかやってて楽しければ俺でも働く事はできる。

働くのが嫌いな俺なのに、自営業をしていた時は一日12時間位、週7日働いていた期間もあった。でも全然苦じゃなかった。むしろ楽しい~♪と思いながら働いていた。まぁあの頃は濡れ手に粟みたいな時期だったからなぁ…

だからどんな仕事も嫌というわけじゃなく、多分、不自由な働き方が窮屈に感じたり、低賃金過ぎて搾取感が酷かったり、上から目線で命令されたり、奴隷のように怒鳴られたりする事が嫌なんだと思う。

仕事のモチベーション理論の中で、やる気が出てくるためには1大義、2自立、3成長が必要だという話を聴いた事がある。

つまり、大義というのは簡単に言えば自分は良い事をしていると思える事、そして自分で好きなようにやれること、そして成長した実感を持てる事、この3つが必要だという事だ。

たしかにこの3つは必要だけど、それよりもやっぱり興味とか、商品を提供した相手から涙ながらに感謝される体験とかの方が俺にとっては重要だ。

話が脱線してしまったけど、今のこの日本で働かないで生きて行く方法は大きく分けて2つある事がわかった。

一つはホームレスになる事。ホームレスになり、炊き出しを梯子しながら食い繋いでいく事。坂口恭平氏の本を何冊か読んで研究した。

ダンボール小屋は冬でも意外と温かいらしい。そして新聞紙はかなりの保温効果があるそうだ。ダンボールで隙間ができないように小屋を作ると冬でも暑苦しくなることもあるそうだ。

そして台東区の方に行くと、毎日どこかで無料の炊き出しがあるそうだ。なので、一日一食だけで我慢すれば一応生きていく事はできる。

詳しくは分からないのだが、無料でシャワーを浴びさせてくれるところもあるらしい。

俺がなかなかホームレスになる決断ができないのは、やはり不潔になる事が嫌だというのがある。やはり臭い人は嫌いだし、自分も臭い人にはなりたくない。

いろいろ考えてみたが、ホームレスになってまで生き延びたいか?そこまでして生き続けたいか?と聞かれたら、答えはNOだ。やはりホームレスになってまで生き延びても俺にとってもメリットがない。

次に働かないで生きて行く方法の二つ目は、自給自足をする事だと分かった。

川の水を飲み、野菜を育て、家は自分で簡単な小屋みたいなものを作り、暖房は薪ストーブ。後はこれを実行できる土地さえ手に入れば実行可能だ。

これを実行している人を探してみた。高村友也氏の本を数冊読んでみた。希望に感じる内容も多かったが、土地の入手に68万円も掛かっている事が分かり、貧乏人にはなかなか実行が難しい内容だった。

狩猟採集生活に入る為には、食べれる野草や食べれるキノコ、食べれる虫を探せるだけの知識や狩猟の能力が必要だ。これらは一朝一夕に身に付くものではない。なので、これらの知識や能力を身に付けるためには学ぶ時間が必要だ。

いろいろなブログや本を読んでいく中で、パーマカルチャーという思想に出会った。これは簡単に言うと、環境破壊しないで自然と共生する生き方の事だ。パーマカルチャーという生き方では、自分で野菜を作ったり自分で家を作ったりと、やらなければならない事はいっぱいある。働かないで生きて行くという大きな理想には届かないが、都会で興味の湧かない仕事を低賃金でやってミスしたら怒鳴られるというような奴隷状態よりはまだマシな気がしている。

そして、パーマカルチャーの中心にあるのが土壌や水質を汚染しない無農薬・無化学肥料の農業だ。

という事で、なかなかホームレスになる決断ができない俺はひとまずとある有機農家で働かせて頂くことにした。