自死遺族の方と出会って感じたこと
最近、自死遺族の方と出会う機会がありました。
その方の気持ちを深く聞いたわけではないのですが、見た感じでは深い悲しみや自責の念や罪悪感のようなものを感じているように見えました。
僕は身近な存在が自殺したことを体験したことがないので、その方の気持ちは察するしかありませんでした。正確には分かりませんし、体験したことがない人が「あなたの気持ちはよく分かる」と言うこともできないと思いました。
実は僕の知り合いには自死遺族の方がいます。
その方は、叔父と友達を自死で亡くしています。
やはり最初は深い悲しみと自責の念と罪悪感のようなものがあったと言っていました。
しかしある時、死んだ叔父が死後、どのようになっているのかが気になり、とあるチャネラー(霊能者)さんにみてもらったそうです。
そしたら、意外や意外、焼身自殺した叔父さんはあの世で楽しく幸せに過ごしていたのだそうです。自分が自殺したことが周りの人にここまで大きな影響を与えるとは思っていなかったことや、今は幸せで楽しく過ごしている事などを伝えてきたそうです。
その叔父さんは死んで間もない頃にチャネリングしたので、いろいろ詳しく事情を聴くことができたそうですが、自殺した友達は死後何年もたっていたので、その人の意識とコンタクトを取るのがかなり難しかったという話です。しかし、その友達は、自殺した当時の自分は誰も止めることができなかったと話していたそうです。
僕はこれらの話を知っているので、自殺・自死というものがそれほど悪いものだとはどうしても思えません。
むしろ、生前凄く苦しんでいたのに、死んで楽になり生前よりもはるかに幸せに楽しく暮らしている様子を聞くにつけ、苦しんでいる人は頑張るのはやめて自殺した方がいいのではないかと思っています。
苦しんでいる人の苦しみの期間を延ばすための自死支援ではなく、死にたい人が苦痛を感じずに楽に息を引き取れるための支援こそ必要なのではないかと思っています。
死ぬと肉体がなくなって意識体だけになりますから、自動的に衣食住が無料になりますし、嫌いな人と一緒に過ごす苦痛ややりたくもない仕事をお金のためにやる苦痛からも解放されます。死というのは僕からしたら良いことずくめとしか思えません。死んだ人というのは僕にとって、資産を貯めてセミリタイアしてハワイに移住した人のような感じですから、ある意味羨望の的ですらあります。
それとともに、自死した人は死の恐怖や死ぬ前の苦痛を乗り越えた勇敢な人だと感じています。
だから僕は自殺した人を尊敬しますし、早く幸せになれて羨ましさも感じますから、悲しみや罪悪感や自責の念は持とうとは思いません。
ですが、実際、自分の身近な人が自殺してしまった場合には冷静ではいられないかもしれません。そればかりは体験してみないと分からないと思います。
自死遺族
悩み悲しみ
深いけど
本人あの世で
今は幸せ
書評その114 生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害 岡田尊司著
回避性パーソナリティ障害と回避型愛着スタイルについて説明した本でした。
回避性パーソナリティ障害も回避型愛着スタイルも、大雑把に一言で言えば、「生きるのが面倒くさい人」であり、「会社や学校などの人間関係を避けようとする人」のことです。
ひきこもり・ニート・不登校の人はほぼ、この回避性パーソナリティ障害だとみて間違いないと思います。僕もほぼそうだと思います。
原因は幼少期の親からの愛情不足と支配過多、過干渉・過管理などだそうです。
その結果として、脳内のセロトニン受容体が少なくなってしまい、人間関係を避けようとする人間になってしまうんだそうです。
このセロトニン受容体の不足によって、今や著者のクリニックにも物凄い相談がよく持ち込まれるようになったそうです。
親の育て方が悪かったとして子供が多額の金銭を要求するケース。
子どもから金を払わなければ殺すとか死ぬとか言って脅されて、泣く泣く老後の資金を支払ったケース。
借金までしてそれでも払い切れず、危害を加えられる事を恐れて親の方が夜逃げしてしまったケース。
それまで跡継ぎや秘蔵っ子として可愛がっていた子供が思い通りにならなくなると、生活費を与えることをケチり始め、家の立ち退きを要求し、訴訟沙汰になったケース。
自分に刃向った我が子には一銭も与えず、自分の思い通りになる存在をこれ見よがしに養子に迎えて、そちらに全財産を残そうとするケース。
本当に世も末だなと思いますね。
回避性の人が現状を改善する道
1、安全基地となる人を作る。
ありのままをさらけ出せる人、受容してくれる人を作る。カウンセラー、精神科医、伴侶、パートナーなど。
2、目の前の機会に乗ってみる。
やりたいことと違っていても紹介されたことや頼まれごとをやってみる。来た話に乗っかってみる。
小説家・星新一も回避性パーソナリティ障害である可能性が濃厚らしいです。
星新一の小説は面白いらしいので読んでみようかなと思いました。
星新一の最初の作品「セキストラ」。
短編小説が多い星新一の長編小説「人民は弱し 官吏は強し」…父星一が冤罪と戦う姿を描いた社会小説。
印象に残ったところ
・回避性パーソナリティ障害の子供は、自分のやりたいことを親から否定され続けてきた結果、自分がやりたいと望むこと自体を諦めるようになったり、本当にやりたいと思うこと自体がなくなってしまっていたりする。
・回避性の人にとっての適職
専門資格職(司法書士、行政書士、土地家屋調査士、社会保険労務士、理学療法士、臨床検査技師、言語聴覚士、眼鏡士、医師の一部)、公務員、事務職(経理、総務、法務、物品管理、施設管理)、技術職(技能職、職工、職人、現場技術者)、販売・営業系(扱う商品に特別な関心を持っている場合)、作業員(工場、倉庫、施設、現場、保守管理)
「ありのままの自分を受け入れる」その18 ブログタイトルの変更
ブログタイトルを変更しました。
旧:本音ブログ もうこの際、本音を語ります。
なぜタイトルを変えたかと言うと、一番はあまり気に入ってなかったからです。
何となくカッコ悪い感じがしました。
元々タイトルにあまりこだわりがなく、自分が書きたいことを書きたかっただけで、普段なかなか言えない様な本音を書きたいなと思って始めたのがきっかけでしたから。
でもいざ変えるとなると、どう変えるのが一番いいのか迷いました。
それでいろいろ調べまくりました。
その結果、「雇われないで生きる道」にしました。
以下、候補となってボツになったタイトルです。
・働かないで生きる
・働かざる道
・本音で生きる
・やりたくないことはやらない
・やりたくないことはやらないで生きる方法の探求
・会社で働かない生き方
・雇われないで生きる
・雇われないで生きる方法の探求
フリーランスや起業や自営業として働く道は残しているし、家事・育児という専業主婦補佐という労働はしているし、全く働かないわけでもないので、「働かないで生きる道」系のタイトルは止めました。
本当は「やりたくないことはやらない」系のタイトルが一番自分の気持ちを表していましたが、長すぎるような気がしました。
このタイトルもめちゃくちゃ気に入っているわけではないので、もっといいのを思い付き次第変えて行きたいと思います。
何かいいアイデアをお持ちの方は教えて頂けると嬉しいです。
「ありのままの自分を受け入れる」その17 飲み会でバカにされた記憶と感情
今日は忘れたくてもなかなか忘れられていない、いやぁな思い出を書いていこうと思います。
一時期は嫌な事を忘れるためにお酒を飲んでいましたが、いくらお酒を飲んでも嫌なことを忘れることができないし、そもそも酔って気持ちよくなることもできないのでお酒を飲んで嫌な事を忘れようとすることはやめました。最近はほとんどお酒を飲まなくなりました。
自然に忘れていくことを望んでいたのですが、数年たった今も忘れておらず、なぜか最近になってその記憶と感情が浮き上がってきて、肩が凝るようになってしまいました。
そんなわけでその記憶と感情を解放するためにこうしてブログ上で心の整理をしてみることにします。
今から数年前、ある人から飲み会の席で「バカーッ!」と罵倒されたことがあります。
「バカバカバカバカーッ!」と何度も言われました。
それはとある講演会の後の懇親会の席上でのことでした。
その懇親会には約20人ほどが来ていました。
たまたま僕は講演者の隣に座ることができたので、講演会場ではできなかった質問をしました。
その質問を聞いた途端、その講演者は僕の質問に答える事もせず、いきなり「バカーッ!」と叫んだのです。
僕はそのとき、なんでいきなり「バカーッ!」と言われたのか理由も分からず、年下の講演者からいきなり馬鹿扱いされたことや、公衆の面前で恥をかかされたことで、恥ずかしさや怒りや屈辱、とまどいや困惑などいろいろな複雑な思いになりました。
その時は何とか怒りを押し殺し、腹の中に納め、何とか喧嘩にせずに笑って誤魔化す事に成功しました。
でもこの数年前に溜め込んだ怒りは未だに僕の中で消化されずに残ってしまっていたんですね…
かれこれ数年経ち、今になってやっと、なぜその時にそんな形で罵倒されたのかがやっと分かりました。
怒りに任せて殺人罪を犯さなくて本当に良かったと思います…
その講演会は社会・政治に関するもので、講演者はその研究者でした。
僕はかねてから社会・政治を裏で操る存在(イルミナティ≒国際金融資本≒中央銀行の大株主)について興味を持っていたのでそのことを質問したんです。
そしたらいきなり「バカ―ッ!」と言われたんです。
(へっ!?なんで!?)と僕は思いました。と同時に恥ずかしさや怒りやとまどいや困惑を感じました。
その人になぜ「バカ」と言ったのか、理由を聞くことはできませんでした。
今になって思ったのは、その人は国際金融資本やイルミナティについて説明できるだけの知識がなかったのかなと思います。
それで知らないことを質問されて答えに窮し、その人は僕から攻撃されたと思ったのかもしれません。答えに窮する質問をされて答えられないで恥をかかされそうになり、それで怒って僕に反撃したのかもしれません。
そう思うと納得できます。
僕は別にその人を困らせようと思って質問したわけではありませんでした。
すごく政治や社会に詳しい人でしたから普通に知っているだろうと思ってしまったんです。
でもよく考えてみたらいくら研究者と言えども、自分の専門分野以外のことは知らない方が普通ですよね。
僕はこうやって自分でも気付かない間に人を傷付ける発言をしたり、人を困らせたり窮地に追い込んだりしていたのかもしれないと気付きました。
相手がどう思うか、どう感じるかに対する洞察が足りず、不用意な発言をし、相手を困らせたり攻撃されたと感じさせてしまうのかなと思いました。
職場でもいつの間にか周りの人から攻撃されてしまうのも、不用意な発言や不用意な行動があったのかもしれないなと思いました。
書評その113 油を断てばアトピーはここまで治る―どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる! 永田良隆著
植物油と動物性たんぱく質(卵、乳製品、肉)を減らすだけでアトピーが治るという話でした。
動物油はいかにも体に悪そうなのは分かりますが、植物油の方がダメだというのはビックリしました。
この本は著者が下関市立中央病院で小児科部長をしていたときの本ですが、この病院に入院してきた患者さんを食事療法で次々に治していったそうです。
この本の食事療法の凄いところは、一生食事制限をしなければならないのではなく、アトピーが治るまでの期間だけでいいというところだと思います。(通常2週間から数か月間限定)。
アトピーが治ってステロイドを使わなくてもかゆくなくなったら、脂っこいものでも月1回とか食べていいそうです。
アトピーとかアレルギーというと、一生卵や乳製品を食べれないというイメージがありましたが、著者の食事療法だと3~4か月で何でも食べられるようになるらしいので凄く希望が持てました。
ステロイドの使い方も納得いくものでした。
肌が荒れていたりかゆみがあるときはたっぷりとステロイドを使い、かゆみや肌荒れをなくすことが大事で、それと並行して食事療法で内部から治していくというやり方でした。
ステロイドの使い方は最初に強めの塗り薬でしっかり表面を治し、だんだん弱めの薬にしていき、最後はなしにしていくという戦略が取られていました。
以下に印象に残った部分を書き出します。
・1955年ごろには皆無だったアトピー性皮膚炎や花粉症などが、今、これほど蔓延している現状は、親から子への遺伝が原因だとはとても考えられないのです。その間に変わったことと言えば、前述したように食事が一番でしょう。
・母親が間違った食事をすると母乳にもその成分が混じる為、赤ちゃんはさまざまな拒否反応を起こします。最初はむずかる、乳首を引っ張ったり噛んだりする、飲まない、泣き叫ぶなどの反応を示し、飲んでしまった後は、体がそれを排出しようとします。ときにはしゃっくりや嘔吐、下痢となり、さらに体に吸収してしまった場合には、余分な成分が皮膚に排出されます。それがかゆみや湿疹の元になるのです。
・植物油の多い食べ物
1、影響度「強」…揚げ物料理(フライ、唐揚げ、コロッケ、フライドポテト、てんぷら、油揚げ、生揚げなど)、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、植物性クリーム、インスタントカレールー、グラタンの素、シチューの素、インスタントラーメン、シーチキン(オイル漬け)、スナック菓子(ポテトチップスなど)、クッキー、ドーナツ
2、影響度「中」…炒め煮料理(ひじき煮、きんぴら、うま煮、筑前煮)、菓子パン、チョコレート
3、影響度「弱」…食パン、フランスパン、赤ちゃん用ビスケット、ごま和え
・アレルギー反応を治す食べ物…イワシやサンマなどの魚に多く含まれる魚油のEPAやDHA。
・アトピーを治す伝統的和食…米、小麦、魚介類、大豆、豆類、脂質少な目、緑黄色野菜、根菜、キノコ類、海藻類、イモ類
・アトピーを作る現代の食生活…米、小麦、卵、牛乳・乳製品、肉・肉加工品、植物油・バター類多め、淡色野菜が主、海藻類少量
・参考例、下関市立中央病院の「治療食」
1、主食…白米、麦ごはん、胚芽米など(一口20回噛むのが原則)。
2、主菜…毎日連続して食べていいタンパク質として、魚介類、大豆製品、およびその他の豆類。肉類は、鶏肉、牛肉、豚肉のうち、どれか一つを週に1回ずつ、計3回(肉類を使う場合は、必ず3倍の野菜を添える)。
3、副菜…緑黄色野菜、淡色野菜、根菜類、キノコ類、海藻類、イモ類の中から、3食とも必ず4種類以上を加える。
※主食、主菜、副菜の比率を、成人で5対2対3に、成長期の子供で5対3対2に。
・アトピー改善メニューの例
鶏のから揚げ→鶏の水炊き。とんかつ→蒸し豚のポン酢しょうゆかけ。てんぷら→煮物、焼き物、刺身で。マヨネーズ→ノンオイルドレッシング。
・中等症(重症と軽症の間の状態)の人の植物油対策…トンカツ、エビフライ、コロッケ、鶏の唐揚げ、天ぷら、フライドポテト、油揚げ、生揚げなどの揚げ物料理、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、インスタントラーメン、ポテトチップスなどのスナック菓子、インスタントのカレールー、シチューの素、グラタンの素などはすべて避けて下さい。迷った時のポイントは、手で触ったら指に油がつき、拭き取る必要がある程度のもの。
・中等症の人の卵対策…生卵、マヨネーズ、ゆで卵、茶わん蒸し、卵焼き、目玉焼き、オムレツ、スクランブルエッグ、ハムエッグなどの卵料理、ケーキ、プリン、カステラ、ホットケーキなどの卵を使ったケーキ類は避けます。食べられる卵料理…卵黄だけを使った料理、アイスクリームなどはOKです。また、かまぼこ、ちくわ、ビスケット、鶏肉、鶏レバーなども食べることができます。
・アナフィラキシーショック…アレルゲン(アレルギー物質)を食べた直後に、非常に強い即時型のアレルギー反応が全身の臓器に起こり、ショック状態に陥って意識を失った状態。救急車を呼ぶことも考える。アナフィラキシーを起こしやすい5大食品は、鶏卵、牛乳、小麦、そば、ピーナッツ。
・中等症の人の乳製品対策…牛乳、練乳、チーズ、ピザ、乳児用粉ミルク、スキムミルクなどは避けます。食べられる乳製品…ヨーグルトや乳酸菌飲料、アイスクリーム、クリームシチュー、ポタージュなどの生クリームを使った料理が食べられます。牛肉や食パン、ビスケット、バター(乳児期までは避ける)も適度にOKです。
・中等症の人の米対策…玄米、もち米は避けましょう。食べられる米…胚芽米、七分づき米、精白米はOKです。ただし、一口20回噛むことを忘れずに。
・授乳中の乳児にアトピーが出た時、母乳をやめるべきか悩む人がいます。しかし、母乳を止める必要はありません。乳児にとって母乳に勝る栄養源はありません。母乳でする育児は、その後の親子関係や心身ともに健康な発育軌道に乗せる為にも重要です。ただ問題は、母乳にアトピーを引き起こしやすい成分が含まれている場合です。母乳は昔から「赤い血が白い乳になった」と言われる通り、母親が食べた物が吸収されて、およそ3~8時間後に母乳となって分泌されます。もしも母親が、植物油や動物性タンパク質を摂り過ぎて、それを十分に処理できなかった場合、数時間後には母乳に分泌されます。したがって、乳児にアトピーが発症した時は、まず母親の食事を変えることが大事なのです。同時に、一か月後にはお母さんの体調も良くなります。それまで悩んでいた頭痛、肩凝り、疲労感、便秘、肥満などが解消されていきます。当初、子どものために始めた食事療法が、実は自分自身の健康回復にも役立つことを実感するでしょう。
・石鹸はどんな種類のものを選んだらいいのでしょうか?
→石鹸は必ずしも必要ないと考えています。どんなに皮膚に優しい石鹸と言っても、やはり皮膚には負担になるからです。石鹸を使わない入浴法をご紹介しましょう。まず、数分間ゆっくり浴槽に浸かります。そして体がお湯に十分に馴染んだ後、浴槽内で全身の皮膚を軽くなでるようにこすると、ぬるぬるしたぬめりが剥がれるように落ちて行きます。これがアトピーによる汚れです。本来の垢落としをしたいときは、少し強めにこすると垢も落ちます。乳児の場合、顔や頭も浴槽内のお湯で繰り返し優しく洗うだけで垢は落ちるので、シャンプーやリンスも使わずに楽に入浴、沐浴ができます。タオルやガーゼを使ってこする必要はありません。
・良質なたんぱく質(魚や大豆を中心に)であれば、本人(子供)が欲しがるだけの量を与えるといいと思います。
・私たちの研究では、大豆がアトピーに影響をもたらすということはあまり考えられないという結論に達しました。大豆はそのまま食べることはなく、豆腐、納豆、味噌、煮豆などに加工されます。このように加工されると消化吸収も非常に良くなり、悪い影響が出ることは考えられません。ただし、精製された豆乳、プロテイン、大豆粉乳などは過剰摂取しやすいので注意が必要です。
・臨床観察すると、一般に言われているほど、ダニの関与はないようです。検査上では陽性であっても、臨床の症状とは一致するとは限りません。
・間違った食事に対する警告反応は、まず最初に消化器症状となって表れます。赤ちゃんや子どもの場合は「吐き気、嘔吐、腹痛」を繰り返し、「下痢、便秘」などの症状がよく見られます。赤ちゃんのしゃっくりもそうです。これらの症状は、体に良くない食べ物、体質に合わない食べ物に対する体の防衛反応と考えられます。
赤ちゃんその32 子供を産む資格
僕は過去に内海さんは子どもなんて産むべきじゃなかったと言われたことがあります。産むべきじゃなかったというよりも産むにはまだ未熟だという意味だったと思います。
どういう理由でそう言われたのか正確には分からなかったのですが、多分僕が親としての器がないということなんだろうと思います。
発達障害だし働いてないし、生活保護受給者だし、何よりもインナーチャイルドが傷付いたままだから子どもを虐待する可能性が高いなどの理由だと思います。
たとえそれが事実だとしても言われた時はショックでしたし、怒りも湧いてきました。
侮辱されたと思い、頭に来てその人に言い返してしまいました。
子どもを育てられる器の人がいるんでしょうかと。
ほとんどの親は親としての力量がないけど子供を産んでいるように思います。
みんながやってることなのに俺だけが悪いことをしているような言い方はないだろうと。
その時は頭に来ていましたが、時が経って冷静になってみると、確かに僕は親としての力量や器はないなぁと思います。
自分は子供を産み育てられるほどの器じゃないという思考が、そういうことを言われてしまう現実を作り出してしまったのだから、たとえその時にその人に言われなかったとしても、他の機会に他の人から同じようなことを言われていたんだろうなと思います。
そう思うことでその人への怒りは水に流そうと思いました。
でもその人に言われたことは正しいことではあったと思います。
親が子どもにしてやれる最高のことはやはり、産んであげない事だと思います。
地球で人間として生活するということは、衣食住やお金を得るために朝から晩まで死ぬまで苦労の連続であり、たくさん傷付けられ、たくさんの我慢をして…。
幸せに生きられる人はほぼいないわけですから。
僕も46年間生きてきてたくさんの人を観察してきましたが、幸せそうな人をほとんど見たことがありません。僕が見て不幸そうな人でも心の中は幸せな人がいたのかもしれませんが…
ただ、僕は、魂は存在していると思っています。
地球で人間をやる前、つまり魂だった頃、地球に生まれるかどうか、どの親の元に生まれるかを自由に決める権利が魂にはあったという説を信じています。
その説からすると、僕の元に生まれてきた赤ちゃんは、僕が発達障害で働くのが嫌いで生活保護でインナーチャイルドが傷付いたままのアダルトチルドレンであることを、生まれる前から分かっていて、その条件を受け入れて生まれてきたわけです。
だから子供を産んでしまったことを子供に謝る必要はないと思っています。
それと僕は子供にとって一番大事な存在は父親ではなく母親だと思っています。
父親がかなりひどい人間だったとしても母親がしっかりしていたらちゃんと育っている事例をたくさん見てきました。
幸い、僕の赤ちゃんの母親はかなりしっかりした人なのでちゃんと育つだろうと安心しています。
ひきこもりその14 働く理由
その日は心理士の資格を持つスタッフが司会となって、いろいろなテーマについて意見交換するイベントでした。
その日は「みんなから好かれたい、嫌われたくない」というテーマについて、数名の人と体験談を分かち合いました。
それぞれが今までの人生、特に職場で感じてきたことを話ました。
スタッフも含めて、その場にいた誰もがみなこのテーマについて多かれ少なかれ悩んできたんだなと思いました。
それぞれが感じてきた苦悩とそれに対してどう対処してきたかという話はとても興味深いものがありました。
僕がそこで感じたのは、その職場でやっていけなくなっても、別の職場に転職すればいいと思えるような技能を身に付けていると悩まなくて済みそうだなということでした。手に職がある人というのは強いなぁと思いました。
別の会社に移ればいいと思えるようなスキルや職歴がない人の場合は、思い詰めて苦しくなる可能性が高そうな気がしました。
僕はこういうような場、他者の意見を尊重した上での本音での語り合いの場が好きですね。
生き方に悩んでいるので参考になる話が多いからです。
僕がこういう場で話し合ってみたい事の一つは、やっぱり働く理由とか働く動機についてですね。
働く理由も動機もほとんどの人がお金なのではないでしょうか。
給料0円でも働く人はボランティアの人以外にはいないような気がするので。
ただ、お金を稼いで何に使うのかというところまで聞いてみたいです。
ほとんどの人は生活費を稼ぐためということになるのではないかと思います。
僕はその先のことまで聞いてみたいです。
生活費を稼いでその上で何がしたいのですかと。
やりたくないことをしてまで生き延びたい理由は何ですかと。
やりたくない仕事をしてお金を稼いでそのお金でやりたいことは何ですかと。
家族を養う為という理由も多いと思います。
なぜ家族を養わないといけないのか。
なぜ親は子を養わないといけないのか。
なぜ夫は妻を養わないといけないのか。
法律で決まっているから?
法律が正しい根拠はあるのでしょうか。
養子、里親、児童養護施設など今の時代はいろいろあるので、親が子を育てたくなければ育てない道もあると思います。
なぜ子供を養いたいのか。なぜ自分で育てたいのか。
理由はないのかもしれませんし、子供が喜ぶ姿を見たいのかもしれません。
こういう問いに答えはないという人も多いと思います。
答えがないから問いを考える時間が無駄だという意見もあっていいと思います。
ただ、ひきこもり・ニート・不登校・発達障害系の人間はどうしてもこういう問いをないがしろにできない性質の人が多いような気がします。
僕は絶対ないがしろにできないですね。
なぜなら働くのが物凄く嫌いだから。
働くのが好きならこういう問いを考える必要がなくなります。
働くのが辛くて苦しくてつまらなくてやりたくないからこそ悩んでしまうんです。
戦場に行っても敵の兵士を殺せない葛藤に陥る兵士がいるそうです。
敵を殺せば昇進や昇給や賞賛が受けられるという明確なメリットがあり、自国民の防衛という大義名分がありながら、敵に発砲できない兵士もいます。
それに似ているような気がします。
「働く」ということも、経済戦争の戦場に二等兵として赴くことに似ているような気がします。