我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

統一教会その3 統一教会と言えば霊感商法

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先祖の因縁から信者を救うために壺を売る新興宗教の教祖(いらすとや)

僕が所属していたのは統一教会本体ではなく、原理研究会という学生団体でした。統一教会が親会社だとすると原理研究会は子会社のような感じでした。

統一教会本体は献金のノルマが激しかったのですが、原理研究会は学生団体だったので激しい献金のノルマはなく、霊感商法もやっていませんでした。

ただ、霊感商法自体は統一教会だけではなく多くの宗教団体、占い師、祈祷師、神社、チャネラーなども昔からやっている事ですし、霊感商法での商売すべてがダメだとは思っていません。

問題は、ある特定の課題の解決や特定の効果を信じて買ったのに全くその効果が表れない場合だと思います。

金額が高額だったとしても本当にその課題が解決されたのなら問題ないと僕は思っています。例えば子供が欲しいけど子供がどうしても授からない悩みがあったとして、今まで数年間にわたって不妊治療に数百万円掛けてきた人がいたとします。その人が壺を200万円で買った結果、すぐに妊娠したとしたらそれは結果オーライな気がします。たとえその壺が偽物でカルマの解決能力等はなく、妊娠したのは単なるプラシーボ効果だったとしても、結果自体は好転したと思います。

そういった意味では、商品を売る前に過去に商品を買った人数と効果が出た人数をちゃんと伝えるべきですし、買う方も効果が出る確率をしっかり事前に聞いておく必要があったんだろうと思います。

効果が出た人数をちゃんと把握していないという事は、購入者の顧客満足度に興味がない事を示しているし、リピート販売も難しくなるので、販売側にとっても良い事なしだと思います。

そして、効果が出なかった人にはちゃんと返金すべきだったんだと思います。効果が全く出なかった人には誠実に謝罪して全額返金していたら訴訟にもならなかったんだろうと思います。

累計購入者数と累計顧客満足人数、満足率などを公表していない商品は僕からしたら全部ダメだと思います。英会話学校にしてもダイエット商品にしてもビジネス塾にしても、一部の効果が出た人だけの感想文だけを表示して売りつけるセールス手法が基本になっていますが、効果が出なかった人がその背後に9割以上いる場合も多いわけです。

1割しか効果の出ないダイエットサプリと3割効果の出た霊感壺、どっちが酷い商売ですかね。どっちも酷い商売ですが、効果の出なかった人に全額返金するかどうかが分かれ目だと僕は思います。

それと霊感壺は高過ぎる、ボッタクリだ、原価率が低過ぎるという意見もありますが、感じる価値は人それぞれだと思います。高級車や高級バッグなんかも霊感壺と同じようなボッタクリ商法と言えるのではないかと思います。

悩みが解決する200万円の壺とローンの悩みが増える2000万円の高級車、どちらが購入者の幸せにつながるのか分かりません。

原価100万円販売価格200万円の壺(原価率50%)と、どさくさに紛れてある区画を占拠して原価0円で手に入れた土地を5000万円で売る人(原価率0%)、どちらがえげつないのか分かりません。