我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

統一教会その11 統一教会に入って良かった事

統一教会シリーズを書き終わって…。

なんでこんな事を書いていたかと言うと…。

20歳~32歳という若くて体力もあって人生で一番いい時期、キャリアを積むには一番いい時期を捧げたからには、何らかの意味を見い出したかったんです。

ただ単に無償・低賃金労働(年間休日0日、月給2万円)させられて搾取されただけだったとは思いたくなかったんです。

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やりがいという言葉に操られている会社員≒世界平和という言葉に操られている信者(出典:いらすとや)

自分にとっても社会にとっても何がしか良い事があったと思いたかったんです。

ずっと考え続けて分からなかったのですが、やっと一点、社会にとって良かった事が思いつきました。

日本社会及び日本人にとっては害悪でしかなかった統一教会及び原理研究会でしたが、韓国社会及び韓国人にとっては良い団体であり良い活動だったんだなと思いました。

日本の統一教会では毎月毎月過酷な献金の要請がありますが、韓国の統一教会はそういうものは一切なく、日本からの献金の受け取り先です。

また、文鮮明さんは日本ではカルト宗教の開発者として認知されていますが、韓国では多くの企業を経営する財閥のトップとして一目置かれる存在でした。

しかしそれらの企業の業績が悪くなるたびに日本の信者からの献金でそれらの企業を救ってきました。毎月数百億円という規模ですから、教祖一族の放蕩だけで使い切れる金額ではなく、関連企業を救うために注入されていたようです。結局、日本での霊感商法や募金商法で集められたお金が韓国人に雇用や給料をもたらし、韓国人と韓国社会にはメリットをもたらしてきました。韓国人にとってはある意味素晴らしい宗教団体だったと思います。

 

統一教会で活動していた事は自分自身にとって何かメリットがあったんだろうか…。

残念ながら…なかなか思いつきません。

メリットがあったから活動していたというよりも、やはり正しい事をやっているとマインドコントロールされていただけだったんだなと思います。

来る日も来る日も勧誘、面談、講義、訪問販売などに明け暮れる事によってコミュニケーションスキルが人並みになった事と自殺を回避できた事ぐらいでしょうか…。

独身時代は世界平和という夢に向かって無邪気に邁進していましたが、合同結婚式を受けてからは、相手をなかなか愛する事も好きになる事もできず苦しい日々が続きました。

でも、だからこそ、婚約と信仰を破棄して脱会する事ができました。

もしも、好みのタイプの女性とマッチングされていたら、今も脱会していなかった可能性もあります。

そういった意味では、統一教会で一番良かった事はどうしてもダメな相手とマッチングしてもらえた事だったと言えるかもしれません。

 

実はこのシリーズの裏の目的もあります。

それは、二世(親が統一教会員の人)がこのブログを見て、信仰を破棄する決断をしてくれたらいいなという思いです。

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子供にも信仰の自由があります。(出典:いらすとや)

親は自分の自由意志で統一教会に入りましたが、子供は親から信仰を強要される立場なので辛いだろうなと思います。

統一教会員は教条主義に陥りやすく、その結果、子供を自分の思い通りにコントロールしようとする毒親になる可能性が高いと思います。

僕が思い切って親に置き手紙を残して家出して原理研究会の独身寮に入ったように、苦しんでいる二世はホームレス支援団体、カルト宗教支援団体、児童保護施設など、今は受け入れ先もいろいろありますから、勇気を持って相談して欲しいなと思います。

全国霊感商法対策弁護士連絡会

https://www.stopreikan.com/

ホームレス支援全国ネットワーク

http://www.homeless-net.org/html/members.html