書評その24 すがたをかえる食べもの 大豆 服部栄養料理研究会監修
この本は小学生用の図鑑です。
大豆がどのような食べ物に変化しているかについて、40ページ足らずで写真つきで分かり易くまとめられています。
僕は毎日大豆からできた食べ物を食べています。それで興味を持ちました。
味噌、醤油、納豆、豆腐、おから、がんもどき、油揚げ、高野豆腐…
初めて知ったのは、枝豆も大豆から作られている食べ物だという事でした。
大豆になる前に収穫したものが枝豆なんですね。
そして芽が出たばかりの物がもやし。
大豆油として油にも使われているそうです。大豆油はほとんどが輸入の遺伝子組み換え大豆で作られているそうです。
日本の大豆消費量は年間350万トンで、その内国産は24万トンだそうです。
面白かったところは、絹豆腐と木綿豆腐の違いですね。
木綿豆腐は絹豆腐を木綿で濾して水分を取り除いた物だそうです。
つまり、それだけ密度が高くなっていますし、絹豆腐に比べて手間暇が掛かっているのですが、店頭での値段が同じというのはとても不思議に思いました。
豆腐って豆乳を固めただけの物なんですね…
海水から塩分を取り除いた物を豆乳に投入すると固まって豆腐になるそうです。
大人向けの本は難しくてページ数も多いですが、小学生向けの本は大人が読んでも分かり易くていいですね。図鑑は高いので図書館で借りるに限ります。