我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

路上生活者支援施設に入らない路上生活者

今住んでいる横浜市生活自立支援施設はまかぜは、一言で言うと、路上生活者及びそうなる事がほぼ確定している人を救済する施設です。

でもこの施設の周りには、いかにも路上生活者風の人がよく歩いています。

なぜ彼ら、彼女はこの施設に入らないで路上生活を選んでいるのでしょうか。

それが少し分かったような気がします。

この施設は家賃無料、食費無料、光熱費無料でベッドに眠れるというメリットがありますが、デメリットもあります。

そのデメリットに耐えられなくて路上生活を選んでいるのではないかと思いました。

例えば飲酒できない事、門限が22時までである事、食事時間が決まっている事、共同生活である事、仕事するか就活するか病院に行くかしなければならない事など細かい規則がたくさんあります。自由がないんです。

寝室は基本的に二段ベッドが三つあって、6人部屋になっています。僕が住んでいる部屋は僕を含めて4人です。

僕の下に寝ている人のいびきは物凄くうるさいです。奥で寝ている人は静かなのはいいのですが、服が臭くて悪臭が漂ってきます。洗濯も無料でできるのですが、面倒なのかなかなか洗濯してくれません。

そして、冷暖房も職員が一括管理しているので、温度調節ができません。

もう暖房なんてつけなくても大丈夫なのに暖房をガンガンに効かせすぎて、僕のベッドは蒸し風呂のように暑いです。昨日は暑さに耐えきれなくなり、素っ裸にパンツ一枚で寝ました。

トイレも物凄く汚いので、本当に我慢できないときだけ使います。我慢できる時はなるべく近くのパチンコ屋のトイレか喫茶店やスーパーのトイレを使わせてもらっています。

風呂も毎日入れるのはありがたいのですが、掃除が適当なのか、床が物凄く臭いです。下駄箱もいつ掃除したのか分からないほど臭いです。

屋根がある場所で寝れるだけで感謝しなきゃいけないのですが、これだけ酷いと路上生活の方がマシだと思ってしまう人がいてもおかしくないですね。

そういう環境的なものよりも一番辛いのは精神的な圧力かもしれません。たった三ヶ月しかいられない施設ですし、その間にアパートを借りる初期費用を貯金するために働かないといけません。

だから、ハロワに行き、就活し、労働しなければならないのが基本です。

でも、路上生活をする人は、ハロワに行き、就活し、労働するのが苦手だから路上生活をしているのではないかと思うんです。ちゃんと働ける人がこのような施設に来るんでしょうか。一人ひとりと深く話した事がないので分かりませんが…