我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

大岳山登山 その2 月野さんとの出会い

袋小路(思ったよりも早く山頂に着けたから後は降りるだけだし、気が楽だな… 快晴に恵まれたし、山頂の景色は最高だったし、大成功。後は前回回り切れなかった奥ノ院の山頂を回って帰るだけだな…。鍋割山から奥ノ院経由で御岳山を通って帰るだけ…)

袋小路(何という奇遇… 何という偶然… まさか山伏の人と出会ってお話できるとは… 山伏と言うと星野文紘さんしか知らなかったけど… 山伏と言うと寺か神社に入って毎日修行している人たちかと思っていたけど、普段は会社で働いたり主婦をしたりしながら休日だけ山伏をやっている人もいるんだな… それにしても… 山頂でコンビニおにぎりを食べながらまったりしていた時間が長くても短くても山伏さん達とは出会えなかった… 何という偶然… 何という奇遇… 偶然で片付けるにはあまりにも不自然な偶然さだ… この出会いには何か意味があるんだろうか… )

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袋小路(!!!!!! まじかよ… 嘘だろ… こんなとこでほんとに熊に出会うとは…)

袋小路(どうしよう… 走って逃げちゃダメなんだよな… どうしよう… そうだ… こんなときのためにスマホのグーグレ翻訳の機能を使ってみよう… )

熊「うーわおう。うーわおう。」(お前誰だ? 何しに来た?)

袋小路「たたた助けて下さい。お願いします!」

熊「うーわあおう。うーわお。」(助けるかどうかは俺が決める。お前の名前は何だ。)

袋小路「袋小路詰男と申します。単なる通りすがりのテロリストです。お許しくだせえ」

熊「俺は月野和具男だ。お前ここに何しに来た?」

袋小路「魂の声を聞く為です。どうか殺さないで下さい」

月野「こうしてちゃんとコミュニケーションできてるんだ。殺しはしないよ。それに俺らの食生活知ってるか? 俺たちゃ基本的にベジタリアンなんだよ。ほんとにごくたまーに肉を食べる事もあるけど、9割以上は菜食なんだよ。それぐらいは知ってて欲しかったな」

袋小路「月野さんがお話の分かる方でほんとに助かりました。ほんとにありがとうございます!」

月野「俺たちが好きなのはどんぐりや果物、新芽や昆虫や蜂蜜とかだよ。そういう好きな食べ物が手に入らなくてどうしようもなくなって動物の死肉を食べたりすることもあるけどな。それにどんなに飢えてても人間の肉だけは食べたくないな。味が悪過ぎるし体に悪過ぎる。お前らの肉には農薬や食品添加物や化学肥料や抗生物質放射能やおよそ食べ物とは言えない物があまりにもいっぱい含まれている…。金貰っても食べたくねーよ。俺らがたまーに人間を襲ってるのは、お前らがあまりにも環境破壊しまくってどんぐりや果物が手に入らなくなったから、その見せしめとしてやってるだけなんだよ。そうでもしなきゃお前ら環境破壊やめないだろ…。それに俺らも餓死するし…」

袋小路「そうだったんですか… 本当に何も知らなくて申し訳ありませんでした…」

月野「分かったんなら帰ってからお前にできることをやるんだ。いいな。」

袋小路「はい、分かりました。自分にできる事をやってみます」

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(ふー…。助かったぁ…。何とか逃げ延びる事ができた…。それにしてもあの熊というか月野さんは話の分かる人で良かった…。と言うか話が分かるとかそういう次元を超えてるよな… 明らかに俺よりも頭良いし… やっぱり人は見た目じゃ分からないな。いや人じゃなかった、熊だった… 熊は見た目じゃ分からない。生き物は見た目じゃ分からない。一度腹を割って話してみないと分からないんだな… 腹を割って話す前に相手を兵糧攻めにしたりどんぐり攻めにしたり、銃で撃つんじゃダメなんだな…)

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