書評その53 まんがで変わる 仕事は楽しいかね? デイル・ドーテン著
20万部突破した「仕事は楽しいかね?」の漫画版です。
しかしすべて漫画というわけではなく、文章だけのページもかなりありました。
漫画のページが多かったのでサクサク読めましたが、「仕事は楽しいかね?」と同様に読む人によって合う合わないが大きく分かれる本だなと思いました。
僕個人の感想としては、話に頭は納得したけど心(感情)が動かされるようなインパクトはありませんでした。
喫茶店でアルバイトとして働く32歳の女性が、店に来ていた白人の老人からアドバイスを受けて行くという話です。アドバイスを受ける前は仕事が楽しくなかったけど、アドバイスを受けて実行するようになったら仕事が楽しくなったという話でした。
この本で印象に残った事は、
1、試す事が大事。
2、偶然に気付く事が大事。
という二つの点です。
仕事が楽しくないのは何も試してないから。試して上手く行けば試す事が楽しくなってくる。試す事が楽しくなってくると仕事も楽しくなってくる。
いつ試すか?
ここで、直ちに。リスクの少ない事からたくさん試していく。
どんな事を試していくか?
そのアイデアは偶然に気付く事。
この本を読んで思ったのは、試したいと思えるアイデアを思い付けるかどうかが鍵だという事。そのためには偶然に気付く事、つまりインスピレーションを受信できる自分である事が重要なんだなと思いました。
あるいは、いろいろな情報や意見を探し求めて、その中から試したいと思える何かを見つける事が大事だなと思いました。