我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その75 受ける?/受けない?予防接種 ―知っておきたい副作用と救済制度のことー 2 コンシューマネットジャパン著

この本が今まで読んだ予防接種本の決定版だと感じました。

今まで読んだ予防接種本はすべて医師が書いた本でしたが、この本は医師ではなく、受ける側の一人の庶民の目線で書かれていたのが良かったです。

と言うのもこの本には、受けたくない場合同調圧力にどう対処するかということや実際に副作用被害に遭ってしまった場合の救済申請の手続き方法までが事細かに書かれていたからです。

そして一番心に残ったのは何と言っても実際の副作用被害者の生々しい声です。被害者の生の声を初めて読みましたが本当に悲惨そのものでした。

救済申請の手続き方法も書かれていましたが、本当にややこしいし、やっとのことで救済申請の手続きをしても実際には救われないことがほとんどでした。救済申請すると、被害者の症状が本当に予防接種の結果なのかが審査されるのですが、ことごとく予防接種とは関係ないという審査結果になるのだそうです。

予防接種を受けて重い後遺症が残ろうが障害者になろうが死のうがそれは全部予防接種とは関係がないと判定されてしまいます。注射の後に乳幼児が死んだら注射の結果だと考えるのが自然ですよね。しかし決して注射のせいにはせず、原因不明の乳幼児突然死症候群で死んだことになるんだそうです。

感染症の予防のための注射ということですが、感染症に罹った時の大変さよりも予防接種した後の後遺症や障害の方がはるかに深刻で、感染症は病院で治してもらえるけど、予防接種被害者はほとんどの病院で受診拒否されてしまうようですね。いやはや日本、凄い国です…

 

同調圧力対策マニュアル

1、勧めてくる人(自治体職員、医師、保健所、保育士など)は立場上勧めなければならない事を理解する。「この人も勧奨義務の規定に従って職務を忠実に履行しているだけなんだ。使命感を持って一生懸命子どもを守ろうとしてくれているんだ」と、オトナの包容力で相手の反応を理解する。

2、受けたくない理由を、焦らず、冷静に、わかりやすく説明する。「予防接種の意義は充分理解していますし、問題のないものであれば受け(させ)たいとは思っています(=努力義務の履行)。でも、(本書の該当ページを示したりしながら)このワクチンにはこんな副作用のリスクがあって、ワクチンのメリットが見合うとは思えないので、今回は控えさせていただきます」。

3、児童虐待を疑われたら、理路整然とネグレクトや虐待の事実がないことを説明し、必要ならその証拠も提示しましょう(こういう反応を予測して、事前に用意しておくとなおいいでしょう)。

4、いくら説明しても相手が「勧奨」をやめなかったり、圧力を強めてきた場合には、最後の切り札としてこう尋ねましょう:「予防接種は強制なんですか?」。