日常生活その19 両極端の国
昨夜も眠りが浅くなっていたのかまた夢を見ました。
ストーリーは忘れてしまったのですが、二つの場面を覚えています。
一つは東南アジアっぽい雰囲気の田舎町でした。
東屋のような壁のない屋根だけの場所があり、そこに食卓がたくさんあって、たくさんの食べ物が並んでいました。誰が食べてもいいようになっていたので、僕はおもむろに空いた席に座って食べ始めました。斜め向かいにおじさんがいて食べていましたが、僕が座った事には気にも留めず、僕が食べ始めた事にも気にも留めず、立ち去った事にも気にも留めていませんでした。勝手に食べて勝手に立ち去るという感じでした。
誰もがタダで食べられる食卓、誰もが気兼ねする事もなく食べられる食卓でした。自宅のテーブルの上に置いてあった夕食の残り物を気兼ねせずに食べられる感覚で食べる事ができました。こんな国もあるんだなぁ…と思いました。
次の場面は日本らしき国でした。
そこでは何やら書類を書かなければなりませんでした。
その書類には住所を書かなければならなかったのですが、10年ほど前に短期間住んでいた時の住所を書かなければならない状況でした。
町名までは覚えていたので町名までは書けたのですが、どうしても番地が思い出せませんでした。
僕は20回~30回ほど引っ越してきたので、町名までは覚えていても10年ほど前に住んでいた住所の番地までは記憶が不確かになっていました。
しかし、番地が書けないとなると本人確認ができないとかなんとかで、申請ができない事になりました。自分の住所も分からないなんておかしいという目で見られました。
二つの極端に違う夢の場面を見て、住所も名前も不明の旅人に無料で申請もなしに食事を振る舞っている文化の国が強く心に残りました。