我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

サッカーの面白さ

僕はサッカーが大好きです。どの位好きかと言うと、見たい試合があると夜中の4時に起きる事が全く苦にならないほどです。テレビを持ってないのでネットカフェにわざわざ見に行くほどです。

今日はサッカーの魅力などについて書いていきたいと思います。

たまに人からサッカーの面白さってどういうところなんですか?と聞かれる事があります。

サッカーに全く興味も知識もない人にいざサッカーの面白さについて説明しようとする事で、自分の中の無意識を意識化する事ができました。

自分自身の無意識や潜在意識を意識化する事は面白いのでこれからサッカーの面白さ、魅力について書いていきたいと思います。

まず、何と言ってもサッカーの一番の魅力は「小よく大を制す」です。

これが頻繁に起きるスポーツです。

今サッカーが一番うまい人はリオネル・メッシというアルゼンチン人です。

僕は個人的に、この人は人類史上最もサッカーが上手いと感じています。

年収は約140億円です。

この人は身長170センチ72キロしかありません。

スポーツの世界ではかなり小柄な方だと思います。

今日本で一番サッカーが上手い中島翔哉さんは身長164センチ62キロです。

僕自身、身長が160センチしかないので小柄な選手が活躍すると自分の事のように嬉しくなりますね。

男が小柄であるメリットはほぼないですよね。不利な事ばかりです。喧嘩にも負けやすいし喧嘩を売られやすいし見下されやすいしお洒落しにくいしモテにくいし見晴らしも悪い…。小柄であるデメリットを練習によって克服し、大柄な選手との戦いに勝つ。小気味いいですね。

例外的な場合を除いてほとんどのスポーツは背が高い方が有利ですよね。

ほとんどのスポーツは身長190センチぐらいが適性である場合が多いように感じます。

しかし、サッカーの場合はスピードや技術や創造性などで体格やパワー不足をカバーできるので、身長や筋肉の量で負けていても総合的に勝つ事ができてしまいます。

小柄な選手が大柄な選手に戦いを挑み、それに勝つシーンがサッカーでは頻繁に見られます。そこがこのスポーツの一番の醍醐味だと思います。

相撲に例えると舞の海横綱になると言った感じでしょうか。

サッカーの魅力で二番目に挙げられるところは、創造性です。

サッカーはなかなか点が入らないスポーツです。得点シーンは一番見ていて面白いので、僕自身ももっと得点シーンが増えて欲しいと思っています。

ゴール前を固められてしまうとシュートを打つ事も難しくなります。

ゴール前を固められた状態をいかに打開するか、そこに創造性が必要になってきます。

守備を固められてしまい一見どうする事もできない現実に選手が直面した時、その選手がどうするのか。

諦めるのか、それとも仕掛けるのか、一人で仕掛けるのか、複数人で仕掛けるのか、そこが選手の腕の見せ所です。そこが見どころだと感じています。

一人で仕掛けようとしている人を回りが助けようとするのか、見殺しにするのか、阿吽の呼吸でその一人を助けに行くのか、その一人の心意気に周りは気付かないままか…。

サッカーの見どころの三番目は、美しい自己犠牲の姿ですね。

自分を殺して全体を生かすプレーです。

自分が潰れ役になって味方を有利な状況に導く。

北斗の拳で言えば、トキがケンシロウとユリアと子供たちを核シェルターに入れて自分は死の灰を被る、そういうプレーです。

サッカーではそういう自己犠牲の美学が頻繁に見られます。普通に生きていたらなかなか見られない人間の美しい姿です。

日本人でそういうプレーをしてくれるのが岡崎慎司選手ですね。

僕は岡崎選手の味方を生かすプレーが好きですね。自分が敵を引き付けて味方が活躍できるスペースを作り出す。脚光を浴びる美味しい部分を味方にあげて自分は黒子役を買って出る… カッコいいですねぇ~… 非常に日本人らしい動きだと感じています。外人でこういう動きをする選手はなかなか見た事ないです。岡崎選手のエゴを捨てた味方を生かすプレーは外国人から見たらなかなか予測できないらしく、彼のおとり的なプレーによって日本はワールドカップで好成績を収める事ができたし、レスターもイギリスで優勝できたんだと僕は思っています。

サッカーの面白さの4番目は人生に似ている事です。

サッカーに限らずスポーツは筋書きのないドラマです。

ドラマ以上に人生に似ていると感じるので、見ていて楽しいし勇気をもらったりします。

僕はサッカーと野球とテニスが好きなのですが、なぜスポーツに入れ込んでしまうかと言うと、映画・ドラマ・演劇は筋書きがあるのでどうしても演技に見えてしまうんですよね。極端な言い方をすると「やらせ」のように感じてしまうんです。特に知っている俳優が出ているとそれを感じてしまいます。

サッカーの一つ一つのプレイは、将棋の一手一手にも似ているなとも感じます。

サッカーの目的はゴールにボールを入れる事、将棋の目的は相手の王を取る事。

その究極の目的に向けてサッカーなら地道にパスを繋いでいく。将棋ならまずは歩を前に進めて行く。そこからどうやって相手陣地に攻め込んでいくか。いかに味方と連携していくか。上手い選手がいても体格が優れた選手がいても、こちらが1対2、1対3という数的優位を作れたら局地戦で勝つ事ができます。いくつかの局地戦で勝ちを積み重ねる事でやっとゴール前まで辿り着く事ができます。将棋でも序盤、中盤での優位を積み重ねてやっと敵陣まで行けます。そういう地道なプレイがサッカーと将棋は似てると思いますね。人生にも似てるから見てて楽しいんだと思います。