我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その140 2週間で体が変わるグルテンフリー健康法 溝口徹著

いかに小麦が身体に悪いかが凄くわかりやすく書かれていました。

グルテンだけが悪いのではなく、小麦そのものも悪いことがわかりました。

それとカゼイン(乳製品に含まれるたんぱく質)も砂糖も甘味料も悪いことが分かりました。

要は、小麦と乳製品は完全除去し、糖質を減らして糖質制限したらいいという話でした。

お米などの炭水化物もあまりよくないらしいですね。パンがダメだからお米を食べまくったらいいというわけでもなさそうです。肉や魚と野菜を多めにとるのがいいらしいです。

お医者さんが書いた本なので生化学的な話が多く、それじゃぁ一体何を食べればいいんですか、というメニュー的な話は少なかったので、そこは物足りなさを感じました。

この本で一番良かったのは、アレルギー検査にもいろいろあるということが分かったことです。

IgEアレルギー検査というのは、即時にアレルギー反応が出てくる食品を調べる検査で、通常はこの検査が行われているけれど、もっと大事なのはIgGアレルギー検査だということ。IgGアレルギー検査というのは、即時には反応が出ず、数時間や数日間という時間差を経てアレルギー反応が出てくるという「遅発型」のアレルギー食品を調べる検査。本当はこちらの食品の方が厄介なのですが、日本の小児アレルギー学会とアレルギー学会では遅発型のアレルギー食品を使っての診断を「推奨しない」としているそうです。ですので、遅発型のIgGアレルギー検査をやってもらえる病院を最初に調べておく必要があると思いました。