書評その128 9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方 藤澤重樹著
この本はかなり衝撃的でした。
正しいアトピーの治し方とは?
→「究極の治療法とは、ステロイドに頼らず、何もしないで放っておくことに尽きる」そうです。(4ページ)
ステロイドも使わず、保湿もしないでいいんだそうです。
アトピーは自然に治る病気なので何もしないで放っておけばいいんだそうです。
しかもステロイドも保湿も一番いい辞め方は、徐々に減らしていくのではなく、即時中止がお勧めとの事。これにはビックリしました。
代替療法の専門家がそう主張するのなら分かりますが、この本の筆者は長年皮膚科クリニックで診療に当たってきた皮膚科の専門医ですからね…。
ただ、いきなりステロイドも保湿も止めるとリバウンドで酷いかゆみと湿疹で耐えがたい苦しみが再発するので、そこは一人でやるのではなく、脱ステロイド治療の経験が豊富な医師の指導の下でメンタル面をサポートしてもらわないとなかなか難しいそうです。
辛いリバウンド期間を乗り切る為に以下のものがあるといいそうです。
①皮膚を保護する外用剤
亜鉛華単軟膏や亜鉛華デンプンなどが良く、これ以外の外用薬だと逆効果にもなるらしいです。
②保冷剤
患部に当て、痛みや腫れ、かゆみを軽減する。
かゆみ対策
④柔らかくゆったりした綿製品の衣服
綿は肌への刺激が少ないため
⑤心構え(開き直り)
あと、お風呂では体に必要な皮脂を落とし過ぎないことが大切で、そのためにはあまり石鹸やボディーソープを使わない方がいいらしく、タモリ式入浴法がお勧めらしいです。
つまり、保湿に必要な皮脂を落とさないことで保湿剤が必要なくなるんだそうです。