我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その119 働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける ヒロシ著

著者は「ヒロシです」で有名なお笑い芸人ですが、今は芸能界よりもユーチューブをメインに活動しているようです。

これからユーチューブを始めようかと思っている人にとっては凄く参考になる話ばかりでした。

「働き方1.9」というタイトルは、新しい働き方という意味での「働き方2.0」に対して、自分の至らなさに向き合うために1.9にしたそうです。

読者が各々のスタイルに合わせて2.0へと刷新して欲しいという願いも込められています。

 

印象に残ったところ

・テレビや雑誌で要求されるようなトーク力や文才は、ことインターネットの世界では不必要なのではないかとさえ思う。では、何が秀でていることが望ましいのだろう。僕の経験で言えば、それは好きを表現する力だ。(P.70)

・僕がユーチューブでソロキャンプ動画をアップして成功したのも、実は、この「あわよくば」で育てたタネの一つに過ぎなかった。芸人として行き詰って以降、僕はバンドにも挑戦したし、お店の経営にも手を出した。あまり人に明かしてないが、英会話を習ったこともあれば、地下アイドルを育てようと思ったこともある。しかし、どの植物も大成功には至らなかった。結果を出せたのはユーチューブのソロキャンプ動画のみだった。そして、これが成功に至る確信などなかった。(P.78)

スペシャリストの分野は最初から決めなくていい。成功し、さらにそれを成長させた結果が、あなたのスペシャリストの分野になるのである。(P.78)

・ぜひともお勧めしたいのが「無言実行」である。僕が言う無言実行のポリシーは、決死の覚悟を意味するものではない。単に誰にも言わず、こっそり何かを始めることだ。(P.87)

・テレビに出なくなってからの僕は、いろんなことに手をつけてきた。ひとりキャンプはその中の一つに過ぎない。興味があったお店経営も、事務所代わりになって賃貸料が浮くし、物販もできるだろうという軽い気持ちで始めた。…お客さんがまったく来なくても被害が少なくて済むお金の掛け方しかしていなかった。店は成功したとは言えないが、もともと軽い気持ちで始めたものだからダメージもない。パンクロックが好きなのでバンドにも足を突っ込んだし、インターネットラジオにも興味を持った。そんないろんなタネの中からひとりキャンプの僕の動画が注目されるようになったのだ。(P.90)

・身内や会社の反応を気にする人に言えることだが、名前や顔を出すことを恐れることがある。だったら仮名で始めればいいし、顔もお面をかぶって隠してしまえばいい。始めてみることの方が、やらないよりも断然いいだろう。…だから、こそこそ始める。失敗したら失敗したで、こっそりフェードアウトすればいいだけだ。(P.95)

スペシャリストに要求される専門性とは、対象をいかに愛し抜くかだ。愛は文才やトーク力、それに容貌なんかよりも武器になる。何かを変態的に好きになることが大切だ。(P.129)

・では、好きなこと、熱狂できることとは何か?昔、猿のようにハマったこと。熱狂的に調べあげたこと、寝る時間を惜しまず没頭したこと。金銭などの対価を得なくても、それでも続けたこと。そんなことを再発見してみる。(P.129)

・もし、見つからなければ、それは単純にこれまで何もやってこなかったからだ。だとしたらちょっとした興味でいい。憧れている人を真似してみたり、好きな異性や尊敬する同性の人の趣味にトライしてみたり、今流行っていることをやってみたりすればいい。(P.130)

・幼い頃の記憶の中からちょっとした、わくわくした思い出を振り返れば、大人と違って、子どもはしょっちゅうタネをまいていたことに気づく。釣りをしたり、消しゴムを集めたり、カブトムシ捕りをしたり。親が止めても聞かない。そこに努力といった言葉はない。ただ、夢中なだけだ。僕にとってはキャンプがそれだ。小学生の時に親に連れて行ってもらってから、すぐに子供たちだけでやるようになった。(P.132)

・技術度や知識よりも対象への愛のほうが大切だ。僕は今、”ひとりキャンプ”というニッチな市場の第一人者として認識されている。こう書くと偉そうだが、ここでいう第一人者とはひとりキャンプの達人であることを意味しない。例えばサバイバル技術に卓越した人だったり、ヒマラヤ登山なんかで長年キャンプをしてきた人の方がはるかに達人だろう。(P.159)

・僕がひとりキャンプを続けられたのは好きだったからなのだが、キャンプはキャンプでもひとりキャンプだから続けられたということだ。これが、皆でやるとなると難しくなる。何か好きなことを仕事にするなら、ひとりで黙々とやってしまうことを選ぶのがお勧めだ。(P.185)

 

僕が幼い頃にわくわくしていたこと

ファミコンスーパーマリオブラザーズドンキーコングスペランカー、サラマンダ―、スパルタンX、ゴルフ、ファミスタ、…)

スーパーファミコンストリートファイターⅡ、Ⅱターボ、スーパーストリートファイター、…)

パソコンゲーム信長の野望全国版、戦国群雄伝武将風雲録三国志大戦略

ボードゲーム(人生ゲーム、お化け屋敷ゲーム、日本一周旅行ゲーム)

・池でザリガニ釣り

・海で釣り(カサゴ、ベラ、キス)

・サッカー

・野球

・ゲームセンター(タツジン)

・レゴ

・将棋

・オセロ

・漫画(週刊少年ジャンプ

・消しゴム集め(ガンダムキン肉マン