書評その102 自己肯定感が低い・傷つきやすい・人とうまくやれない それは、"愛着障害"のせいかもしれません。 中野日出美著
愛着障害について学ぶために読みました。
よくまとまっているし、読み易かったです。
人間関係がうまく行かない原因はいろいろあると思いますが、著者はそれは愛着障害である可能性が高いと見ています。
今までに数千人にカウンセリングして親子関係を聞いてきた結果確信したそうです。
著者の経験によると、愛着障害は治るそうです。
それも病院に行かずに自分で治すこともできるそうです。
その方法がこの本に書かれていました。
大雑把に言うと、
1、安全基地になってくれる人を見つける。
2、自分自身が自分の安全基地になる。そしてイメージを思い描く中で幼かった頃の自分を癒していく。
3、自分が他人の安全基地になる。
この3つの方法が有効だそうです。
でも1も2も3も言うは易く行うは難しだと思いました。2のイメージ療法は僕自身何度も試みましたが生きづらさはあまり変わっていない様な気がしますし。何人ものヒプノセラピストにやってもらったりもしましたが、涙が出るような癒しまでは行けませんでした。イメージ力が低いのか、没入力が低いのか、愛着障害が根深いのか分かりませんが…
やっぱり本を読んで自分で治療できる人は限られてるような気がしますね。