我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

統一教会その15 カルト宗教を辞めると地獄に落ちる

カルト宗教と普通の宗教、何が違うんでしょうか。

カルト宗教は人によっていろいろな定義があり、どの団体をカルトと見做すのかでも意見が分かれるところだと思います。

カルトかどうかは別として、僕の中で嫌な宗教というのは、「辞めたら死んだ後地獄に落ちるよ」と脅したり、脅さなくても教義の中にそういう内容が組み込まれている宗教です。

統一教会もそういう宗教でした。

辞めたら地獄に落ちる、という言い方ではありませんでしたが、統一教会を辞めた状態で死ぬと死後、地獄に行くという教えになっていました。

特に、統一教会で決められた相手以外と性関係を持ったら確実に地獄行き、という教えがありました。

統一教会はとにかく性に関する戒律が物凄く厳しい教団です。

どれだけ厳しいかというと、男女で手を繋いではいけない、異性間でコップを共有してはいけない、男女二人だけで一つの部屋に入ってはいけない、どうしても男女二人だけで一つの部屋に入らざるを得ない状況になったら逃げるか、ドアを開けっ放しにしておく、マスターベーションもダメ、もちろん恋愛なんて以ての外、性交なんてしようものなら7日間飯抜きという厳しい物でした。(今は多少緩和されているかもしれませんが)

不倫や浮気は殺人よりも罪が重い、という教義を持っています。

だから僕も統一教会を辞める時は相当悩みましたよ…

辞めたら本当に地獄に落ちるんだろうか…

辞めて教団から認められていない恋愛や結婚や性交をしたら本当に地獄に落ちるんだろうか…って真剣に悩み抜きました。

僕は今でこそ教義の問題点が分かるようになりましたが、当時は教義は真理だと思っていましたし、教祖は救世主(メシア)だと思っていました。

教義を真理だと思いながら、教祖を救世主(メシア)だと思いつつも、辞めたんです。

つまりどういう決意で辞めたのかと言うと、本当に死んだら地獄に落ちると思いながら辞めたんです。我ながら凄い決断だったと思います。

なぜこういう決断ができたかと言うと、地獄に行く覚悟を固めたわけではないんです。

死ぬ前に教団に再び戻って、※既成祝福(きせいしゅくふく)を受ければいいと思ったんです。

(※既成祝福(きせいしゅくふく)とは、結婚した状態で統一教会に入会した夫婦が、教祖公認の夫婦として認められる事を言います。)

既成祝福を受ける為には、140万円を支払って教祖特製のワインを飲む必要があります。140万円。高いですね。年代物のワインでもなかなか100万円越えはないですよね。でもこのワイン、一本の値段ではなく、おちょこ程度の量です。

この既成祝福を受けると、それまでのすべての罪が許されるという教えになっていたので、僕はこの路線で行く事に決めたんです。

安易な考えに思えますが、当時は真剣でした。

なぜならこの140万円の既成祝福を受けないで死ねば地獄に行くと本気で思っていたからです。

教団内に留まって、合同結婚式で結ばれた相手と結婚して、家庭を出発した後に離婚したり不倫したり浮気したりするぐらいなら、家庭を出発する前に辞めた方がちょっとマシな感じがしたんです。

合同結婚式で結ばれた相手はどうしても好きになれなかったので、不倫や浮気もしないで生涯を全うできるような気がしなかったんですね。ずっと自分の欲望を押さえつけるだけの生涯は苦しそうで我慢しきれないと思ったんです。

 

でも…

 

ある宗教に入り、その宗教を辞めたら本当に地獄に落ちるんでしょうか。

 

僕はこの問題はちゃんと検証すべきだと感じています。

つまり、統一教会などの宗教を辞めて、教義上の罪(教団外での恋愛や結婚や性交)を犯して死んだ人が死後、どのような状態になっているかを調べてみるべきだと思っています。

そんなこと調べようがないと思いますか?

僕も調べようがないと思っていました。

でも今は調べようがあると思っています。

例えばこういうのはどうでしょうか。

教団と関係ある霊能者だけでなく、教団と関係ない霊能者やチャネラーと言われる人を何人か選び、実際に罪を犯して地獄にいると思われる人と交信してみるんです。

その人が今本当に地獄にいて、苦しんでいるのか、検証するんです。

これをやれば本当に地獄にいるのか、教団の説明の通りに罪を犯した人が地獄に行くのかが分かると思うんです。

 

こう思うようになったのはいろいろな本を読んだり調べたりしたこともありますが、身近な人から凄い話を聞けた事も大きいです。

それは、自殺した人が地獄にいなくて今は幸せに暮らしているという話を聞いたからです。

多くの宗教で自殺者は地獄に行くと言われています。統一教会もそうでした。

でも実際に地獄に行かなかった例が1件はあるということです。