生活保護その11 育児支援と家事支援
昨日は就労支援に行ってきました。
最初に担当のケースワーカーさんと話しました。
就労支援を受けるのをしばらく休んで育児と家事に専念したいと伝えました。
と言うのも、僕が就労支援を受けて働き始めたらそれだけで精一杯になり、とても家事や育児は手伝えなくなり、その結果かなさんが家事と育児を一手に引き受け、結果としてかなさんが精神的にやられてしまうのではないかと思ったからです。
つまり、僕が育児休業を取りたいという話をしましたがそういう制度的な物はなさそうでした。
やはり育児休業というものは公務員や大企業などの一部の特権階級に限られた制度で、生活保護受給者にはないようです。
ケースワーカーさんとの相談の中で、急にすべての就労支援を止めてしまうと、数か月後に就労支援を再開する時にスムーズに再開しにくくなるという事で、就労支援は育児の支援に支障が出ない程度に頻度を減らしていく事になりました。
就労支援に通うのはひとまず二週間に一度になり、当面はかなさんの育児支援をメインにやれることになったので良かったです。
就労支援担当者との面談ではだいぶ気が重くなりました。
と言うのも、勧められる仕事がどれも苦手な物ばかりだからです。働く日数や時間は短い物が多いものの、職種自体が苦手で辛く苦しい物ばかりなので、たとえ週一日だとしてもかなりのストレスです。
仕事と言うのは苦手で不得意な分野でやらなければならないものなんでしょうか。
辛く苦しい事を耐え、怒鳴られながら苛められながら耐えて耐えて耐え抜いて所定の時間を全うするしか道がないんでしょうか。
苦手で不得意な事では普通の人の平均よりもパフォーマンスが落ちるでしょうし、興味がなければ覚えなければならない事も覚えられないでしょうし、雇用主としても満足できないと思います。雇う方も雇われる方も苦痛でしかないと思います。
僕はそうじゃない道があると信じたいです。
得意で好きな事を時間を忘れて提供し、人から喜ばれて報酬も頂ける、そういう道もあると思います。
どんな仕事でもそこに楽しさややりがいを見出し、平均値以上のパフォーマンスを叩き出せる器用な人もいるでしょう。
しかし、僕は45年間いろいろな仕事を試してみましたが、不器用で要領の悪い人間であるという事実を突き付けられました。
特にADHD的な性格を持っている人はやれる仕事が限られています。
過去にADHDの人がどんな仕事に就いた事例があるか、就労支援担当者に尋ねてみました。
案の定仕事に就けた人はまだいなく、ほぼ全員就労移行支援事業所に通う事になったそうです。
僕はその話を聞いて何となく納得しました。やっぱりな…と。
ADHDの人に一番向いている職種は起業だと、メンタリストDaiGoさんがユーチューブで仰っていました。本当にそうだなと思います。
僕も起業して始めた自営業だけは6年間も続きましたし。その他の仕事はほぼ続きませんでした。一番普通っぽい仕事だった印刷会社でのルート営業も我慢に我慢を重ねて何とか石の上にも3年と思って3年間働きましたが、それも3年が限界でした。やっぱり興味がない事をいくら頑張っても手を抜く事しか考えられないから成果なんて上がるわけがないですよね。統一教会で働いていた期間は9年間ありましたが、その期間も普通の職員は同じ職種で働く人が多いにも関わらず、僕は例外的に1~2年で職種変更でしたからね。
苦手で不得意で興味がない仕事ばかりを勧められて自信や自己肯定感や意欲までも奪われてしまうぐらいなら、そうなる前に自分でももう一度やれそうな仕事を探してみようと思いました。