我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その17 まんがでわかる 発達障害の人のためのお仕事スキル 鈴木慶太監修、Kaien編著

副題は「楽しく働くためのヒント&セルフアドボガシー」です。

「楽しく働くため」と言う副題ですが、この本を読んでいて楽しそうには思えませんでした。正直言って本当に辛そうでした。

 

この本の内容を一言で言うと、発達障害を持った人が職場でやりがちな失敗やミスをいかにしたら防げるか、その方法について書かれていました。

たとえて言えば、いかにしてペンギンが空を飛べるかについて書かれていた本です。ペンギンだとしても一応鳥なんだから、補助の翼を付けて飛べるようにするか、飛行機を手に入れるかという話でした。ペンギンならペンギンらしく、空を飛ぶことは諦め、泳いで魚を獲る技術を上げた方がいいと思うのですが、そういう話はありませんでした。

 

この本に書かれている事を発達障害の人が本当にやろうと思ったら膨大なストレスを抱え込み、遅かれ早かれ燃え尽きるか鬱病になるか… かなぁと思いました。

 

発達障害の人がなぜこのような努力をせず、多くが引き籠りという選択肢を取っているのかと言うと、この本に書いてあるような努力があまりにもしんどく、やれないからだと思います。

僕も45年間努力に努力を重ねて、周りに合わせる努力をしてきましたが、もう燃え尽きましたよ。

怒鳴られる位ならもう働かなくていいです。餓死でいいです。本当に餓死できるかどうかは分かりません。できるかできないかをやる前に悩むのではなく、まずは餓死に向かって一方踏み出す決断と覚悟を固めました。

こんな努力をしてまで生き延びたいとは思えません。

そこまで日本は良い国だとは思えませんね。

できるだけ早く死んで、有能な人間として生まれ変わる事が一番の解決策であると思います。