我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その11 心理カウンセラーをめざす人の本 ’20年版 新川田譲著

家から一番近い図書館に行ったとき、新着図書コーナーにこの本がありました。

新着図書は綺麗だからいいですね。

僕は複数の人からカウンセラーいいんじゃない?と言われてきました。

僕も人と本音で深い話をするのは凄く好きなので、いいかも…と思ってきました。

特にカルト宗教脱会支援カウンセラーなんていいかもしれませんね(笑)

人と本音で深い話がしたいのは昔からの願いなのですが、ほとんどの人はなかなか本音を打ち明けてくれません。いきなり初対面で悩みを打ち明け合うと言うのも不自然ですが… 僕が読書好きというのは、著者は本音で思いを込めて本を書いてくれているから、読書中は著者と本音の対話をしている感覚になれるからなんですよね。

 

話が逸れてしまいましたが、この本の中で一番印象に残ったのは、カウンセラーという職業は就職先が少なく、あってもフルタイムの仕事は少なく、週2~3日と言った非正規的な職場が多く、賃金も安い場合が多いという部分でした。しかも、資格を持った人が狭き門にたくさん応募するので、採用される確率は非常に低いらしいです。

あとは、資格を取るのも大変で、基本的には大学と大学院で心理学を学ばないといけないとか、あるいは心理関係の協会で資格を取る必要があるそうです。

 

正直、この辺りまで読み進めて、カウンセラーになりたいのかどうか分からなくなってしまいました(笑) そんな大学院に行く為に必要なお金もないし、借金してまで行きたいとは思えないし… 

 

年間自殺者2万人、未遂者はその十倍、鬱病患者100万人と言われるこの日本でカウンセリングのニーズは凄く高まっていると思います。

それなのにカウンセラーとしてはなかなか食っていけないこの状況… 一体何なんでしょうね… これはもう、人為的に食っていけないように仕組んでいると勘繰りたくもなります。精神科医と製薬業界が恒久的に儲け続けて行く為にカウンセラーが増えないようにしているとか… カウンセリングで悩みが解決したら鬱病の薬の売上が下がるというのが問題なのでしょうか… そんな事を思ってしまいました。