我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

書評その68 医学不要論 内海聡著

非常に濃厚な本でした。今まで当たり前に思っていたことを疑うことも大事だなと思いました。

今まで僕は「体の調子が悪くなった、痛くなった→近くの病院に行く」と何も考えずに条件反射のように行動してきました。でもこれじゃダメなんですね。

自分の症状をよく見て、感じて、どうしたら治るか、どうやったら治せるかを考え、病院も選択肢の一つに入れつつ、たくさんの選択肢を広げて最善(だと思える)手を打つ、という生き方に変えて行こうと思いました。

西洋医学は全部ダメ、と急に全否定するのではなく、西洋医学の中にも大切な分野と苦手分野がある、という実情をちゃんと調べる必要があると思いました。

選択肢を広げるというのは、近くだけでなく遠くの病院も選択肢に入れることもあるし、西洋医学(原因に対処せず、症状を抑えるだけの医学)だけでなく、代替医療(原因に対処する医学)も選択肢に入れるということです。

代替医療には、食事療法、自然療法、排毒療法、東洋医学ホメオパシー療法、アロマ療法などいろいろあるようですね。

 

印象に残ったところ

・本当の医学とは本質的な治癒をもたらすものであり、それ以外は医学とは呼ばない。病院に行かなくても済む状態になることが治癒であり、それ以外を治癒とは呼ばない。

・現代医学者の誰も病気を治すことはできない。それは代替療法の医学者であっても大半はそうである。

・私は医学者ではなく告発者であるにすぎない。

・先進国において最も多い病気であり死因であるものは「医原病」である。

・現代医学のほぼすべてに科学的根拠はなく、それが対症療法(アロパシー医学)を生み出すもととなる。あなたが知っている検査の安全性は嘘であり、あなたが信じる教科書は嘘である。その教科書や論文たちは常に捏造と情報操作に満ちている。

・西洋医学の薬のほぼすべては何の解決ももたらさず、医原病をさらに悪化させる源である。

代替療法には大いなる可能性がある。しかし、代替療法にも、誇大主張や落とし穴や不完全さ、また得手不得手があることを忘れてはいけない。西洋医学が否定される理由は、代替療法よりよほど下だからであり、代替療法が非常に優れているからではない。

・10の主要な感覚、考え方、思想

①常に自立し、人に頼らず解決する思想を持つこと

②自由や権利には責任が一体であることを理解すること

③社会や世界の構造を知るべく、一生かけて学ぶこと

④常に自己で選択し、決断し、その決断に対して自ら責任を取ること

⑤因果関係を常に把握し、因果の輪廻を超えるべく努力すること

⑥抑圧と闘い、奴隷であることをやめること

⑦被害者意識と自己正当化の枠から脱出すること

⑧子どもや家庭や地球すべての生命を見つめ直し、最も価値あるものとすること

⑨自我を確立し、何のために生き、何を目的としているかを明確にすること

⑩常に物質に依存していることを戒め、物質依存から脱却しようとすること

・自分がなぜ生きているのか、人前で講演できるくらいの人はいったいどれくらいいるだろうか。仮にそれができないのだとしたら、アイデンティティは全く不確立なのだ。それで健康云々など、へそが茶を沸かすとはこのことである。

・社会毒とは何であるかを徹底的に知ることが必要がある。社会毒を排除しない限り、いくら医学や薬学や栄養素や他のものについて知恵を絞っても、決して人々に健康が訪れることはないであろう。

・医学不要論においても肯定せざるを得ない現代医学、西洋医学とは?

心筋梗塞脳梗塞など梗塞性疾患の急性期

くも膜下出血、潰瘍出血、ガンからの出血など、出血の急性期

③肺炎、胆管炎、髄膜炎などの重症感染症

④交通事故、外傷、熱傷、骨折などに伴う救急医学的処置

誤嚥による窒息、溺水、低体温などの救急医学的処置

⑥腸閉塞、無尿など排泄にかかわる生命にかかわるものへの救急医学的処置

胎盤剥離、臍帯捻転、分娩時臍帯巻絡など、産婦人科の救急医学的処置

⑧失明、聴覚喪失などに関する救急医学的処置

⑨薬物中毒症や毒性物質の曝露に対する処置

⑩染色体や遺伝などの異常が100%分かっている疾患への対応

⑪未熟児の管理

⑫サイトカインストームなど免疫の重症な異常事態への対処

つまり、「ほうっておけば死ぬもの」「ほうっておけば死にそうになるもの」「ほうっておけば体の機能を喪失するもの」。これだけが現代西洋医学が扱うべきものである。

・精神医学や心理学、現代アロパシー医学(対症療法医学)の何が最も問題なのか。それは優生学である。

・日本もアメリカも、裏を知れば知るほど、民主主義でも法治国家でもないことに気づかざるをえない。日本にもアメリカにも支配者層がいて、彼らは優生学を信じている。

・日本でジャーナリストとして、医学だけでなく構造的な問題も含めて啓蒙しているのは、船瀬俊介氏が代表的である。

・現代洗脳の一つ「発達障害

そもそも発達障害といわれるような状態を、社会が許容できないことこそがおかしいわけで、それもまた現代洗脳の一つであろう。私はこの話を説明する時、映画「always 三丁目の夕日」を口にする。あの映画に出てくる多くの登場人物たちは、大人であれ子どもであれ、みな「発達障害」と診断できるような人々である。

・私は西洋医学によるガン治療のすべてを否定はしない。皆さんは自分がガンになったとき、そのガンのレベルに応じてどう対処するかということを判断しなければならない。

・「大往生したけりゃ医療とかかわるな」中村仁一著

・「間違いだらけの医者たち」忰山紀一(かせやまきいち)著

ベーリー博士「出血による赤血球の激減は、生命をおびやかすものではなく、代用液のほうが血しょうや血液そのものの輸血より実際に有効である」。

シャドマン博士「私は二万例以上の外科手術を行ってきたが、輸血をほどこしたことは一度もない。私は普通の食塩水を多く飲ませただけである。そのほうがいっそう良く、また安全である。血を失ったどんな症例にもこれを使ってきたが、死亡例は一つもなかった。チョークのように血の気が失せ、石のように冷たくなっても患者は生き延びてきた」。

このように輸血を代用液にかえて成功した例はいくらでもある。なのに危険極まりない輸血が当たり前のように行われている。

・排毒の方法

低温サウナや岩盤浴、陶板浴などを利用した汗の排出、適切な水分摂取による排尿、断食(ファスティング)、腸内洗浄有酸素運動による汗の排出、など。

・人々よ、あらゆる医学と医者への尊敬の念を捨てよ。あなたやあなたの家族が治癒する方法などあらゆる場所に眠っている。その声にあなたが耳を傾けてこなかっただけだ。