我慢をやめる生き方へ

我慢することをやめ、やりたくないことはやらない生き方を貫いていきたいと思います。

大学時代その9 自殺への準備

(最も痛みや苦しみのない形での自殺はやっぱり拳銃か手榴弾だよな…。一瞬で頭を吹き飛ばすのが一番苦痛が少ない…。硫黄島の地下壕では無料で自決用手榴弾が支給されていたみたいだけど、今の時代は手榴弾なんてどうやって手に入れたらいいのか分からない。拳銃もかなり高価で、大学生の俺には到底手が出ない…。)

(本当は麻薬のやり過ぎによる死亡というのが、苦しみがないばかりかむしろ気持ちよくなってそのまま死ねるらしいから一番いいけど…。今の俺ではそんな量の麻薬なんて手に入らないし、そもそも入手経路も分からない…。俺の経済的な事情からするとやっぱりトラベルミンシニアが妥当かな…。でもこの薬だと万が一失敗して未遂に終わってしまうと相当肝臓をやられるし、のた打ち回るほど苦しいらしいな…。絶対に失敗はできない…。慎重に準備し、確実に成功させなければ…。とりあえず致死量分を買い置きしておこう…。)

薬局で致死量の10箱程度買い込んでくる。
(よし…。これで一安心。苦しみが臨界点に達したらいつでもこれで楽になれる…。さてと…、あとはいつ実行するかだな…。)

(いつでも死ねる、いつでもこの苦しみからおさらばできる、という状態になれると、意外と心も落ち着いてくるな…。)

(俺ももう19歳かぁ…。19にもなって未だに彼女ができないとはな…。未だに女と手を握ったことすらない…。我ながらほんとに可哀想だ…。昔は15歳で元服して15歳からやりまくれていたのに…。あまりにもみじめだよな…。来年の2月でついに二十歳かぁ…。童貞のまま二十歳。完全なる敗北者だ…。恋愛自由競争市場における完全なる敗北者だ…。とりあえず、二十歳になるまでまだあと半年以上あるから二十歳になるまでは彼女作りを頑張ってみようかな…。そして二十歳までに彼女ができなかったら春休みに決行しよう。苦しみにも期限が決まってくると意外と耐えられるもんだな…。)